NPO法人テラコヤが主催する教育イベント「テラコヤ人生學校」。学生が人生の夢を語り、30〜50名の経営者が学生一人ひとりの夢に向き合うイベントです。
今回の記事では、2026年3月24日に開催された回の様子をレポートします。
テラコヤ人生學校とは?
テラコヤ人生學校で掲げられているミッションは、「子どもの夢を“ゼロ”にする」。
“理想や願い”になってしまった子どもの“夢”を現実の世界に引き戻すことを目指しています。
今回のテラコヤ人生學校でも学生たちが自身の夢を語り、そのプレゼンテーションに経営者たちが耳を傾けました。
今回登壇した学生の紹介
岩浪さん|政治家になって、子どもが諦めない日本を作る
自身の強みを「失敗から学ぶ力が高いこと」と語る岩浪さんの夢は、「子供が諦めない日本を作る政治家になること」です。自身の母子家庭での貧困経験から、子供たちが努力しても頑張れる環境がない現状に課題を感じており、現在は貧困の子供たちを支援する活動に参加しています。
大学進学後は学生団体を立ち上げて子供たちの居場所となるカフェを経営し、地域コミュニティを創出したいと考えており、最終的にはそれを政治の力と制度で支えたいと語りました。
審査員からは、「本来は大人がやらなければいけない課題に、学生が自ら取り組もうとしている点が素晴らしい」と評価されました。
矢作さん|食を通じて異文化を体験できる場をつくりたい
矢作さんはフィリピンのマニラを訪れ、ゴミに覆われた海やスラムを目の当たりにし、環境によって価値観が大きく異なることを学びました。社会課題の多くは文化や価値観の違いから生まれると考え、それを理解するためには「体験」が必要だと主張しました。
体験の手段として五感で感じられ日常に取り入れやすい「食」に注目し、将来は、食を通じて文化を体験できる場を作りたいと語りました。
社会課題を解決しようとする姿勢や、食を通して異文化理解ができる場をつくるというアイディアが評価されました。
中川さん|不登校の子どもたちを、社会に支えられる側ではなく"支える側"の存在にする
中川さんは中学時代にいじめに遭い不登校を経験しました。不登校中も負けたくないという思いから、ITパスポートの取得やAIの学習、父親の会社で動画編集などを手伝い、「粘り強さ」が自身の強みだと語りました。
夢は「不登校の子供たちが社会に支えられる側ではなく、社会を支える側の存在にすること」であり、「不登校×IT分野の人材不足」を解決する仕組みを提案しました。不登校の子供が安心して集まれる場所(オフ会など)を作り、AIを使った作業やSNS運営などの「小さな役割」から成功体験を積ませ、企業や地域とのプロジェクトに繋げたいと語りました。不登校の子に本当に必要なのは慰めの言葉ではなく「自分には価値があると実感できる機会」であると強く訴えました。
当事者としての説得力と背景の軸がしっかりしており、言葉を丁寧に選んで話す姿が審査員の胸を打ち、「思いが伝わる発表で圧倒的だった」と評価されました。
今回の優勝は、不登校に関する夢を語った中川さんでした。「夢応援代」としての金一封が、応援のメッセージを込めて贈られました。
大人と学生がフラットに関わる場所
審査員として参加する経営者たちは、
学生を「可愛い存在」として扱うことはありません。
経営者と学生がフラットに言葉を交わすことができるのは、テラコヤ人生學校の大きな魅力です。
企業・経営者の皆さまへ
テラコヤ人生學校では、パートナーとなる提携企業・経営者を募集しています。
本イベントは、学生と企業の両者が学ぶ場であり、つながる場です。
次世代の挑戦を応援できるこの取り組みに、多くの企業様にご参加いただけますと幸いです。
次回の開催は、4月21日(火)を予定しております。
みなさまのご参加をお待ちしております!
▼次回のイベント詳細
