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「趣味がない」という悩みにー2021年7月編集後記

コチミと出会ったとき、はじめの自己紹介で「趣味がない」と言っていたことが印象に残っています。先週くらいにちょうどNEONAVIの記事について話し合っていたときも、「コチミは趣味がないから書けることが少ない」と悩んでいて、そこから「そもそも趣味ってなんぞや」ということを少し話し合いました。(私から見ると、コチミは色んなことをやっていて楽しそうなのになんで悩んでるの!という気持ち)

そこで、今月から始まる編集部後記では「趣味がない」という悩みについて考えていきたいと思います。

コチミは本当に趣味がないのか

大好きなゆでたまごを見つめるコチミ

コチミに色々話を聞いてみると、好きなものはたくさんあります。よくiPadで絵を描いてるし、カラフルな洋服をたくさん持っているし、大学時代は一人で海外に行くほど旅好きです。

「でも別に詳しくないし、人に教えてあげられることがない」

たしかに、ひとつのことにめちゃくちゃ詳しくて、人に教えてあげられる知識を持っている人はそんなに多くいません。でも、そもそも趣味ってなにかにめちゃくちゃ詳しいことだっけ?

辞書で調べると、趣味とは「仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄」を指すそうです。楽しみにしていることなら、なんでも趣味って言っていい。だから、好きなものが色々あるコチミはむしろ多趣味じゃないか!

「好き」と「詳しい」はちがう

写り込んだコチミの足

それなら、そもそもなぜ私たちが認識する「趣味」のハードルが上がってしまったのでしょう?

私は高校の時にバンドを始めました。それまで音楽は好きだったけど、色んなアーティストを知っているわけではなく、好きな曲だけめちゃくちゃ聴いていたタイプの人でした。だから、軽音楽部に入った時に「〇〇も知らないの?!」と驚かれたことがあります。それがなんか悔しくて色んなバンドの音楽を聴くようになりました。

みんなが当たり前のように知っているバンドを聴かないと、音楽が趣味って名乗っちゃいけないと思っていました。けど、そのおかげで好きな音楽が増えたのも事実です。

そんな私は大学でも楽器がやりたくてバンドサークルに入ると、衝撃を受けることになります。大学生だから、みんななんでも知っている。洋楽が好きな人、古い邦楽が好きな人、誰も聴かないようなコアな音楽を聴いている人がたくさん。でも、サークルに入ってから音楽を聴くようになった人もそれなりにいて、みんな同じように音楽を楽しんでいます。

お互いにおすすめのバンドを教えあったりする光景はとても楽しかったです。楽器初心者も10年くらいギターを弾き続けている人も、みんな「音楽が趣味」なのです。

「楽しい」「好き」と思ったら「趣味」

コチミが好きなミルク濃いめアイス

だから、コチミも、趣味がなくて悩んでいる10代のみなさんも、みんな大丈夫。「楽しい」「好き」って思うことがあったら、それを趣味と言おうが言わまいが誰に文句を言われる筋合いもありません。自分が楽しいと思うきもちになにより価値があるのです。いいことを言ったので来月はコチミに記事をがんばってもらいます。

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