悔しい思いで部活動を引退してしまった皆さん。「高校で終わりたくないなぁ」と思ったことはありませんか?
そうなった時に、”大学の体育会の部活動に所属する”という選択肢が生まれるはずです。
しかし、「お金と時間を使ってまで部活動に所属する意味はあるの?」と考えてしまいますよね。そしてそもそも、大学まで部活動に打ち込む人は中々稀少なので、実体験も聞きづらい……。
そこで本記事では、体育会の部活動に所属するメリットを、実際に大学4年間、部活動に所属した私が紹介していきます。参考にしてみてください。
そもそも体育会って何?
そもそも体育会とは、一体なんなのでしょうか。
まず、大学の部活動は、中学・高校とは異なり、学生自らが運営します。そして学内の運動部が運営する学生自治会があり、それが体育会と呼ばれています。
おそらく多くの場合、部活動の正式名称は「〇〇大学体育会〇〇部」という感じになっているはずです。。組織構造としては、”体育会の下に部活動がある”というイメージです。
そのため、体育会が主催する新入生歓迎会などでは、色んな部活動が混ざり合う形で、イベントが開催されたりしますよ。
体育会の部活動に所属するメリット4選
ここからは、体育会の部活動に所属するメリットを4つ紹介していきます。
メリット1:就活で有利に働く
まず、体育会の部活動に所属すると、就活で間違いなく有利になります。
理由は大きく分けて2つ。
1つめは、自己PRや面接のネタとして、部活動の経験をアピールできるからです。大学4年間、厳しい練習に耐えてきた体力は、企業側も大いに評価してくれます。
そして2つめは、OBや監督のコネです。私が所属していた部活動の場合、監督のコネで”とりあえず企業には就職できる”みたいな状況でした。また、OBのコネで、最終面接からのスタートだったり、耳寄りな情報を掴むこともできたりしました。
ちなみに私の部活動仲間は、体育会の経験を活かして以下のような企業の内定を頂いていました。
- スーパーゼネコン
- 大手証券会社
- 地方公務員(企業ではありませんが……)
もちろん、全員が上記のような企業に就職できるわけではありません。けれども、努力次第でここまで到達できるのであれば十分だと私は思います。
メリット2:縦の繋がりを作りやすい
部活動に所属すると、縦の繋がりを作りやすくなります。ここでいう縦の繋がりとは、上級生・下級生だけでなく、世代が異なるOBの方々も含まれます。
やはり自分を成長させるためには、異なる世代の方々と関わりを持つことが欠かせません。
また、自分がOBになった時に、若者のフレッシュさを味わう場所としても活用できます。実際に私も、OBになってから、インカレの応援に行ったり合宿に参加したりして、”今を生きる若者のエネルギー”を分けてもらっています。
メリット3:組織論を学べる
部活動とサークルの明確な違いは、”組織であるかそうでないかにある”と私は考えています。サークルは人の繋がりを重視しますが、部活動は目標の達成を最重視します。言ってしまえば、サークルは共同体で、部活動は組織です。
そんな部活動に所属することで、組織論を学ぶことができます。私も実際に所属していて以下のようなことを常に考えていました。
- リーダーはどうあるべきなのか
- 各部員のベクトルを揃えるにはどうすればいいか
- オフシーズンのモチベショーション管理
そして、組織論が社会人生活で役立つのは、言うまでもありません。もちろん、この経験も就活で活用できますよ。
メリット4:仲間ができる
部活動に所属する最大のメリットが、仲間ができることです。汗を流して共に長い時間を過ごした仲間は、人生の宝だといえます。
また、大学の部活動は、全国各地から部員が集まり、卒業した後は全国各地に散らばっていきます。強豪校であればあるほど、その傾向は強いですね。
そうすると、全国各地に仲間がいる状況となります。これほど頼もしいことは、他でも中々ないでしょう。
まとめ
大学は、人生の夏休みだと言われています。思う存分、遊びを満喫できるからです。そんな中、体育会の部活動で汗水垂らすのは、馬鹿みたいだと思うかもしれません。
ですが、その見返り以上の成長をもたらす可能性があるのが部活動の魅力です。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。