総合格闘家の中村倫也選手。レスリングU-23世界選手権で優勝を果たし、世界的にも注目を集めています。
直近では、8月26日(日本時間27日)に開催される「UFCファイトナイト」に参加予定。今回は中村選手にUFCファイトナイトかける想いや今後のビジョンをお聞きしました。
<中村倫也選手プロフィール>
(なかむら りんや、1995年3月23日生まれ )総合格闘家、元レスリングフリースタイル選手。埼玉県東大宮出身。レスリングU-23世界選手権優勝、2016年・2017年全日本選抜選手権優勝。
UFCプロフィールページ:https://jp.ufc.com/data/fighter/3809
Twitter:@rinkuru0323
Instagram:@rinyaman
UFCファイトナイトに向けて
ー8月26日(日本時間27日)に開催される試合の内容を教えてください。
「UFCファイトナイト」のバンタム級マッチにて、ファーニー・ガルシア選手(31=メキシコ)と対戦します。
ーUFCの大会は今までと何か違うのでしょうか?
お客さんの動員数が圧倒的に多くなることです。何万人単位でお客さんが応援に来てくれるので、会場が大いに盛り上がると予想しています。
ー万人単位でお客さんが動員される試合!かっこいいですね。多くのお客さんに見られることでプレッシャーを感じることはありますか?
プレッシャーは感じません。
普段から人の視線でパフォーマンスが変わらないようにトレーニングをしているからです。ものすごく繊細なトレーニングですが、自分と向き合うことを大切にしています。
ー試合は何キロ級で行われるのでしょうか?
61.2キロのバンタム級で行われます。現在68キロあるので、これから減量していかないといけません。
ー具体的に減量はどのように行うのでしょうか?
さまざまな工程を踏むのですが、ざっくり言うと、体脂肪を落としたあと、体内の水分を絞っていきます。
減量が終わると、すぐに水分と栄養を取り入れて体を整えて、試合に出ることになります。
ー今は体脂肪率どのくらいですか?
今は6〜7%で、試合直前は3〜4%まで落としています。
総合格闘技にかける思い
ーここまで過酷な戦いをする中でのモチベーションは何でしょうか?
守って支えていきたいものが多くあるからです。
そのために自分を強く持っている必要があると思っています。
最終的には日本を背負って、「日本人が日本人であることを誇れる愛」を格闘技を通して伝えていきたいと思っています。
ーなぜ格闘技を始めることになったのか、教えていただけますか?
身近な人が死と対面して乗り越えていく姿を見て、格闘技の世界観に惹かれていきました。
ただ格闘技を始めたのはいいものの、やっぱり最初は痛くてつらくて。「辞めたい…」「現代でこんなにつらい思いをする必要はない。普通に働いて普通に食べていける生活がしたい」と思っていました。
でも心のどこかで「それは違う。向き合え」と言っている自分もいました。
自問自答している中で「俺には使命がある」と自覚ができるようになり、迷いなく格闘技に打ち込めるようになりましたね。
ー迷いがなくなった時期はいつ頃ですか?
1年前の26歳くらいのときです。
ー今後のビジョンを教えてください。
今まで日本人が取ったことがない世界一のベルトを取ることです。
世界一の称号を得られたら、言葉にも力が宿り、自分が世の中に伝えたいことが広がっていくと考えています。世界一のチャンピオンが埼玉県の東大宮から生まれたら最高ですよね!
総合格闘技にかける思いを熱く語っていただきありがとうございました。
8月26日(日本時間27日)に開催されるUFCファイトナイトの詳細はこちらから!
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