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【ワーキング・ホリデー】とは?対象国や申込み方法について解説

こんにちは、ベトナムの寺内です!

これまで海外留学や海外就職など海外に住む方法をいくつかご紹介してきましたが、今回はインタビューでも多々出てきた“ワーキング・ホリデー”について解説していきたいと思います。

ワーキング・ホリデーとは

「ワーキング・ホリデー制度」(以下ワーホリ)とは、日本国籍の18~30歳の方が日本と協定を結んだ国において、1年もしくはそれ以上、その国での滞在期間中、勉強をしながら仕事もできる制度です。ワーホリはフルタイムで就労が可能なので、現地で収入を得ながら海外で生活することができます。

通常の観光や留学では働くことは許可されていない場合がほとんどですが、ワーホリであれば原則1年間、働きながら海外で過ごせるので、生活費用を抑えながら長期間海外で生活をしたい方にお勧めの制度です。ビザ有効期間中は出入国は何回でも可能なので、旅行も楽しめます。

ワーホリ制度は1カ国につき1回のみ、同じ国に2度行くことはできませんが、他国に再びワーホリに行くことは可能です。

どんな国がある?

現在日本は以下29か国・地域との間でワーキング・ホリデー制度の協定を結んでいます。

ワーホリビザの発給数が決まっている国においては抽選になります。

 国・地域名制度開始年年間発給枠
1オーストラリア1980
2ニュージーランド1985
3カナダ19866,500
4韓国199910,000
5フランス2000(注)1,800
6ドイツ2000
7英国20011,000
8アイルランド2007800
9デンマーク2007
10台湾200910,000
11香港20101,500
12ノルウェー2013
13ポルトガル2015
14ポーランド2015500
15スロバキア2016400
16オーストリア2016200
17ハンガリー2017200
18スペイン2017500
19アルゼンチン2017日から亜:200
亜から日:400
20チリ2018200
21アイスランド201830
22チェコ2018400
23リトアニア2019100
24スウェーデン2020
25エストニア2020日からエストニア:無
エストニアから日:100
26オランダ2020200
27ウルグアイ2023100
28フィンランド2023日からフィンランド:無
フィンランドから日:200
29ラトビア2023100
引用:外務省HPよりワーキング・ホリデー制度(2023年8月1日時の情報)

ワーホリに行くまでの手順

ビザの申請

行きたい国を決めたら、まずはワーホリビザ申請に必要な費用を確認しましょう。日本にある先方政府の大使館又は領事館等に対して申請、または国・地域によっては駐日外国公館等以外(日本国外の大使館やインターネット等)で申請を受け付けている場合もを行います。 

申請の条件や方法などは予告なく変更になる場合があるので、最新の情報を確認し、申請を行いましょう。ビザ発給後、発給から12ヵ月以内に入国します。

※パスポートの有効期限が6ヵ月未満の場合は、新しいパスポートに更新してから申請を行いましょう!

語学学校や滞在先の手配

ワーキングホリデーでは語学学校への通学は必須ではありませんが、現地での生活や外国語の環境に慣れるために、現地の語学学校に通うことをおすすめします。学校と提携しているホームステイ先や学校寮を利用することで、安全が確保された滞在先を見つけることができます。現地の語学学校に最初の数ヶ月通い、慣れてきたら友人とルームシェアやシェアハウスなどを探す人が多いようです。

航空券を買う

学校やホームステイなどの開始日が決まったら航空券を手配しましょう。原則1年間の滞在なので、同じ都市にずっといるかもわからないですよね。そのため、まずは片道で航空券を買っておくと、帰国日やどこの都市から帰るかなども後々決められます。

海外旅行保険の加入

海外で病気やケガをすると、治療費は全額自己負担となります。場合によっては高額請求されることもあるので、海外旅行保険に入っておくことが重要です。現在は多くの保険会社から“ワーホリ保険”も販売されており、長期滞在を前提とした補償や特約が豊富です。保険会社によっては24時間対応の日本語サポートデスクもあり、緊急の場合、家族から保険会社に連絡して対応してもらうことができるので安心です。また保険会社やプランによっては予定よりも早く帰国した場合、残った期間の保険料は返金されるものもあります。

各種公的手続き

1年以上日本を離れる場合は、基本的に市町村役所に海外転出届を提出します。提出することで日本にいない間の住民税や国民健康保険を支払い義務が発生しません(国民年金は一時停止または支払い続けることも可能)。また不在の間の郵便物などは実家に設定しておきましょう。一人暮らしでアパートなどをそのまま契約し続ける場合は電気・水道・ガスなど使用停止も忘れずに。

普通自動車免許を取得している人は国外運転免許証を取得しておくと便利かもしれません。ジュネーブ条約締約国であれば日本で取得した国外運転免許証運転することができます。

お金やクレジットカードなど

現地通貨やクレジットカードも用意しておきましょう。VISAやMasterCardであればどの国でも大体使えます。

荷物に関してはその国でも手に入るものも多々あるので、事前に調べておきましょう。私の周りの経験者は「常備薬やビザ・保険の書類とクレカがあれば大丈夫!」なんて猛者も(笑)。

留学エージェントは利用した方がいい?

今までインタビューした方々や、筆者の友人は個人でワーホリ手続きを行っている人が多いですが、海外に行くのが初めての方や英語に不安がある方はエージェントを利用した方がいいかもしれません。

実際費用ってどのくらいかかる?

実際にワーホリで事前に用意しておく費用は約50万円~100万円(エージェントサポート料・学費・滞在費・ビザ申請料・海外旅行保険料・航空券代など)といわれています。現地の収入で滞在費を補うことができるので、通常の留学などよりは比較的安いです。

まとめ

日本のパスポートは世界でもトップレベルの海外に出やすいパスポートで、ワーホリ協定国も多いです。

私自身、今振り返るとワーホリに行っておけばよかったな、と思うことも…途中帰国ももちろん可能なので、海外に行ってみたいと思っている方は是非、ワーホリも検討してみてはいかがでしょうか?

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