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学生の悩みと不安を支える「学生あんしんパスポート」とは?【一般財団法人未来サポート様のお取り組み】

新しいことに挑戦しようとするとき、ふと不安になることはありませんか。
「もしインターン先で失敗したらどうしよう」「SNSで思わぬトラブルに巻き込まれたら……」。
見えないリスクが気になって、一歩を踏み出せない学生は少なくありません。

これから社会に出る若者たちには、安心して挑戦できる環境が必要です。
そんな学生たちの背中を「セーフティネット」として裏側から支え続けているのが、一般財団法人未来サポートさんです。

30年以上にわたり、延べ36万人を超える会員に「学生あんしんパスポート」などの団体保険を提供してきた同財団。
こどもたちの健全育成と生涯教育を支援する活動には、どのような想いが込められているのでしょうか。
今回私たちNEONAVIは、未来サポートの江連(えづれ)さんにお話を伺いました。

「あんしんパスポート」で学生や社会人に安心を

インタビュアー(NEONAVI編集部): 本日はよろしくお願いします。まず初めに、未来サポートさんの現在の活動内容について教えていただけますか。

未来サポート 江連さん: はい。私たち未来サポートは、学生や社会人が安心して生活できるよう「あんしんパスポート」という保険を会員の皆様に提供しています。営利企業ではないため、何か大きな収益事業を柱にしているわけではありません。皆様からいただいたご支援を活動の基盤としながら、こどもたちの健全育成を支援し、社会に貢献していくことを主軸に活動しています。

インタビュアー: ありがとうございます。30年以上の歴史がある「学生あんしんパスポート」ですが、対象となるのはどのような方なのでしょうか。

江連さん: 0歳児から、学生と認められる26歳くらいまでを対象としています。大学院生なども含まれますね。長年、学生を中心に制度設計をしてきました。

インタビュアー: 幅広い年代を対象にされているのですね。時代に合わせて、補償内容や対象も広げられていると伺いました。

江連さん: そうですね。卒業して就職した後の3年から5年間くらいの間でも、同じような保険に加入したいという声が結構ありました。今の社会ニーズとして、学生のいじめ問題への対応もメジャーになりましたが、会社でもパワハラやセクハラが社会問題化しており、新入社員の離職率も高くなっています。そこに特化した形で、卒業した社会人向けに、パワハラ、セクハラ、サービス残業など労働に関するトラブルに直面した際、弁護士費用の補償や相談対応でサポートする『社会人あんしんパスポート』を3年ほど前から提供しています。

現場のリアルな声から生まれた「安心」のかたち

インタビュアー: 「学生あんしんパスポート」では、現代の若者が抱える課題に対して、具体的にはどのような補償で対応されているのでしょうか。

江連さん: 学校教育や社会の変化に応じて補償内容は変えています。例えば、現在は小学校や中学校でもPCやタブレットの教育が必須化されているんです。それに伴い、借りたり購入したりした端末を「子供が壊してしまった」というトラブルが現場で多く起こっています。以前はこれらは自己負担でしたが、現場の要望を吸い上げ、いち早くタブレットの破損補償を導入しました。

インタビュアー: 教育現場の変化にいち早く対応されたのですね。インターン先やアルバイト中のトラブルについてはいかがでしょうか。

江連さん 実際に多くの実例報告が上がってきています。例えば、インターン先でトラブルが起き、就職に響くと思って我慢していたけれど「実はそれは犯罪であり、あなたは被害者ですよ」というケースや、アルバイト中に喧嘩に巻き込まれて相手を怪我させてしまった場合の正当防衛の可否などです。

以前は「学校の管理下ではないから」とされていましたが、「そういうトラブルに対応できないと機能しないのではないか」という議論を積み重ね、現場の実例に対応できるように補償内容を改善してきました。

インタビュアー: 学生の日常に潜むリスクを幅広くカバーしているのですね。

江連さん: はい。現場の悩みや困りごとに対応できるようにしています。例えば、現場で最も事故の発生率が高いのは「部活動中などの怪我」と「賠償責任(他人に怪我をさせた等)」ですので、補償内容に含めています。さらに稀ではありますが、扶養者が亡くなった際の「育英費用」も、交通事故の場合の支払い額を2倍にするなど手厚く設計しています。オプションを多くするのではなく、これらのような本当に必要な補償を過不足ないように、かつシンプルにまとめて提供しています。

安心が「誰かの支援」に繋がる仕組み

インタビュアー: 自分自身を守るための「あんしんパスポート」かと思いますが、会員になることで社会貢献に参加できる仕組みがあると伺いました。

江連さん: はい、そのような寄付の仕組みにしています。活動の原資の中から、活動している各団体に分散して寄付させていただき、間接的ではありますが、会員になることで社会に貢献できるという形をとっています。

インタビュアー 素敵ですね。どのような団体や活動へ寄付されているのでしょうか。

江連さん 支援団体の活動内容をしっかりと確認した上で、例えば子ども食堂であったり、貧困家庭の職業支援、スポーツ基金など、活動実態に合うように分散して寄付しています。

インタビュアー 自分の安心のために加入することが、自然と他の誰かの支援に繋がっているのですね。

江連さん そうです。加入者の皆様が、ご自身の安心を備えると同時に寄付活動をしていると言えます。また、未来サポートのロゴマークは毎年障害者アーティストの方が手掛けたデザインを使用させていただいています。

インタビュアー 素敵なロゴデザインですよね。学生自身が企画する活動への支援も行っているとお聞きしました。

江連さん ええ、学生さんが自主的に立ち上げるイベントや学園祭などに協賛してほしいという要望に応える形が多いです。学生団体さんから直接うちの事務局にアプローチが来ることもあります。学生さんたちが思い描くプロジェクトや活動がより良いものとして実現できるよう、活動内容に応じて単発で支援を行っています。

インタビュアー なるほど。そのような形でも学生への支援も行っているのですね。

「いじめは我慢しなくてもいいんだよ」と伝えたい

インタビュアー: 今の学生にとって、いじめやSNSのトラブルは切実な悩みかと思います。こうした心の問題には、どう向き合っておられますか。

江連さん: 昔と比べて学校の環境や社会が明らかに変化しています。いじめに関しても同じで、年々いじめによる被害は増えています。そのためあんしんパスポートでは、いじめの定義を整理し、弁護士費用や相談費用をカバーできる仕組みを作りました。ただ、最近は「弁護士費用が出ますよ」というアピールだけでは少し弱いと思っています。

インタビュアー: 費用がカバーされるだけでは、解決しない部分があるということでしょうか。

江連さん: いきなり弁護士に相談するというのは現実的にハードルが高く、大きな問題にしたくないからこそ1人で悩み、最終的に不幸なケースに至ってしまうことがあります。我々の制度は、社会問題を根本解決するほどの力はありません。しかし、その助けになり、「我慢しなくてもいいんだよ」と伝える部分に重きを置いています。

インタビュアー: トラブルを一人で抱え込まず、SOSを出しやすい環境を作ることが大切なのですね。

江連さん: その点において、当事者同士が恐怖を感じながら接触すると余計にトラブルが大きくなることが多々ありますが、間に弁護士という第三者が入って冷静に対処してくれることで落ち着くケースが多いんです。「言いたいことは我慢しなくていい」「あなたは被害者なんだ」と自覚してもらい、恐怖心を取り除く存在として、弁護士は非常に大事な存在だと思います。

インタビュアー: 確かに、弁護士というとテレビドラマの裁判のようなイメージを持ってしまいがちで、少しハードルが高く感じてしまいますが、実際はそのように身近な存在なのですね。

江連さん: テレビの中のようなシーンを想像してしまいがちですが、日本の実際の裁判は書類のやり取りが中心で、あのようなシーンはあまりありません。だからこそ、もっと身近で安心感を与えるサービスであるべきだと思っています。

正しい知識を「安心感」として届ける

インタビュアー: こうした安心できる仕組みやサポートを、悩んでいる学生や保護者の方々にどう届けていくかが重要になりますね。

江連さん: おっしゃる通りです。大人からは見えない子ども同士のスクールカーストや小さなトラブルが原因で、大きな問題に発展することは多々あります。最悪の事態になった後に責任問題を追及するのではなく、事前に防ぐ方法があることを学ぶのは、教育として必要なことだと思うのです。

インタビュアー: まずは「こういう解決方法がある」「いざとなったら弁護士という味方がいる」と知ることが、学生にとっての大きな安心感になりますね。

江連さん: 「弁護士は味方になって助けてくれる」「問題があったら誰かに相談すべきだ」ということは伝えていきたいですね。今は、いじめ、SNSの誹謗中傷、フェイク動画などの脅威にさらされてしまう時代です。それらに対する適切な対応を用意し、そのような対応方法があることをどう情報発信していくかが課題ですね。保険金の支払いで費用面をカバーするだけでなく、「怖がらずに相談窓口を利用してください」と周知し、安心して過ごせる環境を作っていくことがこれからの私たちの役割だと考えています。

この記事を読んでくれている若者へ

インタビュアー: 最後に、NEONAVIの学生読者に向けて、メッセージをお願いいたします。

江連さん 10代、20代の多くが「やりたいことが見つからない」と悩んでいますが、最初からやりたいことを決めて生きている人はほとんどいません。「やろう」と思ったら、とりあえず考えすぎずにやってみるのが良いと思います。今の若い人は賢くて、事前に情報を集めてどれが最適か比較してしまいがちですが、偶然その場にあったものをやってみて、初めて好きになるか嫌いになるかが分かることもあります。

インタビュアー: 考えすぎる前に、まずは動いてみることが大切だということですね。

江連さん: ええ。失敗を気にする必要はありません。人生の最後に「やればよかった」と後悔することの方がさみしいですから、やれる時にやっておくのが良いと思います。何をやりたいのかわからなくて悩む時期があっても良いと思いますし、仕事はお金を稼ぐ手段と割り切って、私生活でやりたいことを見つけるのも一つの幸せですよね。

ただ、学生には特権やチャンスがたくさんありますから、臆することなく、縁があれば図々しいくらいに飛び込んでいってほしいです。それは大人になるとなかなかできないことでもあるので、遠慮せずにどんどん人に頼って挑戦するのが良いと思います。

インタビュアー: 学生にとって、優しくも力強く背中を押される言葉ですね。本日は貴重なお話をありがとうございました。

江連さん: ありがとうございました。

【編集後記】NEONAVI編集部より

今回の取材を通して、未来サポートさんが「保険」という枠組みを超え、学生のみなさんが失敗を恐れず挑戦するための「安心できる環境」を目指されていることを強く感じました。「やりたいことがなくても良い。考えすぎず、目の前のことに臆することなく挑戦していってほしい。」という江連さんの言葉は、きっと新しい一歩を踏み出そうとする方の背中を押してくれたはずです。

今回の記事を通して「あんしんパスポートについてさらに詳しく知りたい」「未来サポートってどんな団体?」と思った方は、ぜひ下記のリンクよりご覧ください。

私たちNEONAVIは、学生のみなさんがより良い学生生活を送り、自分らしい選択肢を見つけて、いきいきと社会へ繋がっていくことを心から願っています。今後も、みなさんの日常やこれからの人生のヒントになるような情報を発信してまいりますので、ぜひ楽しみにしていてください。

一般財団法人未来サポートは、幼児から学生までの健全育成に対して、教育に関する事業を行い、安心と安全をテーマに福利厚生、ボランティア活動、教育現場への貢献に寄与すると共に社会に貢献し、活動することを目的とする主旨にもとづいて設立しました。
すべては学生たちの未来のために。 | 一般財団法人未来サポート - zengaku.or.jp
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