「勉強に集中ができない。」
「勉強に集中できる方法が知りたい。」
このように思われていたのではないでしょうか。勉強に集中できないと成績をあげられなくて、困ることもあるでしょう。
しかし、大丈夫です。今回は、勉強に集中でき、明日から実践できる方法について私の実体験から解説します。
筆者は、中学生や高校生の時に勉強に集中できない経験があり、自身の経験を元にどのように対策すれば、集中力を保てるのか家庭教師で受け持った生徒に対し、アドバイスした経験があります。
また、心理カウンセラーの資格を保持し、大学院で脳について勉強していた背景から、心理、脳の視点も踏まえて解説。 ぜひご覧ください。
勉強に集中できない4つの理由
勉強に集中できない時の理由の例として4つ紹介します。
①悩みがあると勉強に集中ができない
悩みがあると勉強に集中できないことはありませんか。私は、高校生の頃、悩みが多く、勉強をはじめても悩みにとらわれ、勉強を続けられる精神状態ではない時期がありました。
②誘惑に負け勉強に集中ができない
誘惑に負け勉強に集中できないこともあるでしょう。
特に、現在はテクノロジーが発達し、いつでも好きな動画コンテンツをスマートフォンで見れます。気づいたら、勉強をせず、スマートフォンを持っているということもあるでしょう。
③疲れていて勉強に集中できない
疲れていて勉強に集中できないこともあるでしょう。部活をやっていると、帰ってきてから勉強をするのは、体力的にもしんどいことがあります。
④勉強を始められるが、集中力が持たない
受験期では、長時間勉強しなさいと学校の先生や塾の先生に言われることはないでしょうか。
私は受験期の頃、勉強を始める習慣はありましたが、長時間勉強ができないということに悩んでいました。
勉強に集中できないときのおすすめの行動7選
①悩みを心のうちに溜めず外に出す
心理的な理由で勉強に集中できない時は、悩みを心のうちに溜めず外に出すということを意識してみてはいかがでしょうか。
例えば、悩みを紙に書き出してみたり、誰かに悩みを打ち明けたりしてみると良いでしょう。これらの行動をするメリットとして、心が楽になり、勉強に集中して取り組める心の状態になることがあります。
カタルシス効果といって、心に抱えていた悩みを発散、解消できるでしょう。このように、私は、心に悩みを抱えた時に、悩みを心に溜め込まず外に出すということを意識していました。
②公共の場で勉強をする
公共の場で勉強をしてみることをおすすめします。
例えば、塾の自習室や図書館、スターバックスのようなカフェ店で勉強すると良いでしょう。
理由としては、公共の場では、誘惑にとらわれすぎない環境があるからです。図書館やスターバックスでは、多くの人が勉強をしています。
ですので、周りに感化され、勉強に集中することができるのではないでしょうか。
私は、高校生の頃、勉強の集中力を保つため、色々な公共の場を利用していました。ただし、勉強の場所には人との相性があります。
騒音があるカフェで勉強するのが苦手な人は、比較的静かな塾の自習室や図書館で勉強をすると良いでしょう。
③勉強意欲が高い友達と一緒に勉強をする
勉強意欲が高い友達と一緒に勉強をすることをおすすめします。なぜなら、友達が頑張って勉強をしている姿をみると、感化され、勉強を頑張ろうと思えるからです。
私は、勉強に疲れてやめたいと思う時でも、頑張っている友達がいると、もう少し勉強を続けようと思い、集中力を保てることがありました。
大切な点としては、自分よりも勉強意欲が高い友達と勉強を一緒にすることです。結局、休憩が多かったり、途中で漫画を読んだり、遊んでしまう友達と一緒に勉強をする約束をすると、遊ぶことが目的になってしまい、勉強がはかどりません。
類は友を呼ぶということわざがあるように、自分がなりたい像の姿を実行している人と一緒に関わることが大切です。
その点において、Studyplusというアプリで、同じ目標をもつ仲間とつながるのもおすすめ。頑張っている人の学習記録が見られます。
④無理をしない
疲れていて、体力不足で勉強ができない時は、休みましょう。休むのも勉強のうちです。例えば、寝ることによって、集中力が復活します。積極的な休養も必要です。
⑤自分の好きな科目や得意な科目を勉強する
勉強に集中できない時は、自分の好きな科目や得意な科目から取り組んでみてはいかがでしょうか。
集中できない時に苦手な教科に取り組もうとすると、より一層勉強を続けることに苦痛を感じます。
一方で、好きな科目や得意な科目を10分続けてみると、気がつけば、30分経っているということもあるでしょう。
その状態を作り出すことができれば、長時間勉強を続けられます。得意科目や好きな科目に取り組むことによって、「できる。楽しい。」というような快の感情を生み出すことができ、勉強の集中力が続きます。
⑥脳内物質ドーパミンが集中力を生み出す。
精神科医、樺沢紫苑先生によると、好きな音楽を聞くことで、ドーパミンが分泌され、集中力が上がるそうです。(勉強を開始する前に聞くことがおすすめ。)
また、勉強をした後のご褒美を設定しておくこともドーパミンが関与しているとのこと。ドーパミンは楽しいという快を感じる時に分泌されることから、「楽しい、ワクワク」を意識してみてくださいね。
⑦勉強をする明確な理由を決める
なぜ勉強をすれば良いのかわからなく、勉強の集中力が持てないことがあるでしょう。
将来、なりたい職業や入学したい大学や高校を決め、目標を定めることも勉強の集中力を上げる方法の一つといえます。目標があれば、モチベーションとなり、勉強を続けていけるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、勉強に集中できないときの対策法について解説してきました。
ぜひ、自分にあった方法で勉強をしていただければ幸いです。少しでも力になれることを願っております。最後まで、ご覧いただきまして、ありがとうございました。
参考文献
カタルシスの定義対処困難な衝動・欲求・感情、あるいはその葛藤などを、言語的または非言語的に表現することを通じて意識化、発散することで、精神症状や問題行動が消失する現象をカタルシス効果といいます。カタルシス効果は「心の... カタルシス | 心理学用語集サイコタム - psychoterm.jp |
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