音大に行きたいけど、練習ってどこですればいいの?そう思って二の足を踏んでしまうかたも少なくないはず。実際、練習場所を考えないで音大に入ってしまい、入学してから練習場所に困る学生も多くいます。そこで今回の記事は、音大生たちが普段どこで練習するのか紹介していきます。
1.自宅
コストも移動もないので、練習できる方は自宅が理想です。実家は問題ありませんが、賃貸の場合は防音設備の設置の可否、持ち込める楽器、練習できる時間帯などを制限される場合があるので大家さんによく確認しましょう。
また、楽器相談可物件と楽器対応物件など表記の違いにも注意が必要です。
賃貸の「楽器相談可物件」とは
「楽器相談可物件」は楽器の種類などを大家さんと相談して、条件が合えば入居できるというもの。
家賃は一般的なアパートと変わらないものの、長時間の練習や想定以上の音の大きさなどで隣人トラブルになる可能性があります。必ず大家さんに楽器の種類や音大生であることを伝えて、入居後のトラブルが起こらないようにしましょう。
賃貸の「楽器対応物件」とは
「楽器対応物件」は、音大生やミュージシャン向けの防音室が完備された物件。
こちらは24時間演奏可能な物件も多くあり、音大生にぴったりな環境といえます。グランドピアノやドラムなど大きな楽器は、階や物件によって持ち込めない場合もあるので注意が必要です。
一見、楽器対応物件のほうが良さそうに見えますが、都内で探すと少なくとも月9万以上の家賃となります。音大近隣の家賃が厳しい方は実家から通う、郊外に住んで家賃を抑える、練習を大学で済ませるなどさまざまな方法があります。自分に合った練習環境を見つけて音大ライフを楽しみましょう。
2.練習室
多くの音大には、防音が完備された練習室があります。音大の練習室の特徴として、スタジオレンタルを利用するよりも安い値段で借りることが可能。
スタジオレンタルは1時間で800円~1000円に対して、練習室は1時間で60円~100円ほど。1人で練習するのはもちろん、2人以上で借りられる部屋もあり、用途によって使い分けもできます。
ですが、人気が高いため、時間帯によっては練習室が埋まることがあるので注意が必要です。
3.スタジオ
音大の練習室よりはコストがかかってしまいますが、音楽スタジオをレンタルするのも手段の1つです。音楽スタジオは24時間営業している店舗も多く、好きな時間に大音量での練習が可能。
人数ではなく1部屋単位での貸し出しとなるので、友達と演奏を合わせるときに利用するとコスパ良く借りられます。
4.カラオケ
店舗によりますが、楽器の演奏向けにカラオケルームの貸し出しサービスがあります。スタジオと同様、夜遅くまで営業してるので、時間を気にせず立ち寄ることが可能です。楽器の練習に飽きたら歌うこともできるので、楽しく練習できること間違いありません。
カラオケはスタジオよりも防音性が薄く、隣の部屋から音が聴こえてくるのが難点。周囲の音があまり気にならない方、カラオケが好きな方におすすめの練習場所です。
5.公民館
公共施設ということもあり、スタジオレンタルよりも安く借りられます。公民館というと地元民以外使えないイメージが強いですが、受付で利用目的や利用時間などを記入するだけで誰でも利用可能。また、グランドピアノがある公民館も珍しくないため、特におすすめのスポットです。
理想的な練習スポットではありますが、ピアノの台数が少ない場合も多いので、機材を利用する方は前もって問い合わせてから伺いましょう。
まとめ
練習場所は音大生にとって重要です。音大生たちは、様々な選択肢の中から自分に合った環境を見つけ、練習に取り組んでいきます。どこを拠点に練習するかを決めてから入学して、スムーズに音大ライフを迎えましょう!