「飛行機 安く買う」とGoogleで調べてみると「旅行会社のツアーを利用する」や「早割を利用する」など、様々な方法が解説されています。
しかし正直なところ、これらの方法は実用的ではありません。おそらく、インターネットの情報をまとめただけだと考えられます。
本記事では、実際に旅をしながら仕事している筆者が、飛行機の航空券を安く購入する方法を、時間がたっぷり余っているであろう10代向けに紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
コツ①:LCCの利用はマスト!
まずLCCの利用は絶対です。LCCは「ローコストキャリア」の略称で、端的に言えば格安航空会社のことになります。ANAやJALなどの大手航空会社よりも航空券が安くなっており、価格が半分以下であることも全く珍しくありません。
もちろん、航空券を格安で販売しているのには理由があります。機内持ち込みのサイズが厳しくなっていたり、座席指定で料金が発生したりするのです。しかし、そこに目を瞑れば、格安で航空券を購入できるのも事実。
本記事は2023年3月22日に執筆していますが、例えば2023年3月23日の東京→沖縄の片道チケットを調べてみると、JALの羽田→那覇が29,500円。一方でLCCのピーチの成田→那覇が14,780円です。
また、LCCに会員登録すると、メール配信などで激安セールが告知されることがよくあります。実際に僕は先日、ジェットスターの成田→長崎の航空券を往復5,000円程度で購入しました。
もし格安で旅をしたいと思うのであれば、とりあえずジェットスターやピーチなどのLCCに会員登録してみてはいかがでしょうか。
コツ②:オフシーズン狙いもマスト!
新幹線や電車と異なり、航空券はシーズンごとに価格が変動するダイナミックプライシングが採用されています。これにより、シーズンごとで数倍ほどの価格差が発生するのです。
もちろん、GW・お盆休み・年末年始などの繁忙期に高騰し、逆に火・水・木などの平日の航空券は非常に安くなります。
そのため、格安で空旅を楽しみたいのであれば、オフシーズンの航空券を取得するのがいいでしょう。また、大抵の場合、宿泊料金などもオフシーズン価格で安くなっています。
コツ③:スカイスキャナー→航空会社で直接購入
では具体的に、どのように航空券を探すのがいいのでしょうか。
旅人界隈では、航空券比較サイトであるスカイスキャナーで航空券を探すことが多いです。実際に、大手レビューサイトTrustpilotで、スカイスキャナーは世界で最も信頼できる旅行検索サイトと認められています。
そしてスカイスキャナーで格安の航空券を探した後は、その航空会社で航空券を直接購入するのがベターです。大抵の場合、スカイスキャナーで購入するよりも安く購入できます。
【さいごに】空旅はハブ&スポークの時代へ
多くの人が考える旅は、直線的なものでした。例えばヨーロッパを旅行しようと思ったら、パリ→ロンドン→スペイン→……というように一直線の旅路を想像するはずです。
しかしLCCの普及により、空旅はハブ&スポークの時代に突入しました。これはハブ空港を1つ決めておいて、その空港を中心に様々な観光名所を旅するスタイルのことです。
例えばヨーロッパを旅行する際には、フランスのパリのシャルル・ド・ゴール空港を拠点にし、大荷物もそこに預けておきます。そして2泊3日程度の軽荷物を持ち、バルセロナやロンドンを行ったり来たりするのです。
現在、EU諸国間のLCCの航空券価格は片道1万円程度となっています。それどころか、パリとバルセロナだったら片道5,000円を切ることも珍しくなく、LCCによっては航空券無料キャンペーンを提供することもあるのです。
ハブ&スポークに関しては、国内旅行も例外ではありません。今は東京→大阪を新幹線で旅するよりも、東京→札幌や東京→那覇の空旅の方が安くなっています。ジェットスターを活用するのであれば成田国際空港を、ピーチを活用するのであれば関西国際空港をハブ空港にすれば、格安の空旅を実現できるのです。
しかし、まずは実践あるのみ。実際に旅を計画する過程で航空券を安く購入してみるのがいいでしょう。