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一人旅の荷物選びのコツとは?半年で4回バッグを買い替えた経験談から【旅のみちしるべ】

一人旅を始めようと思うと、様々な壁が立ちはだかります。その中の一つが、荷物です。

一人旅においてどのような荷物が必要で、どのような荷物が必要でないかは、実際に旅をしてみないとわかりません。また、スーツケースを使うべきか、バックパックだけで対応すべきか。軽さを重視すべきか、快適性を重視すべきか。旅人は、荷物関連の悩みが尽きないものなのです。

そこで本記事では、実際に日本国内を旅しながら仕事してきた僕が、一人旅の持ち物の選び方のコツを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

コツ①:総重量は7kg以下を目標にする

まず、僕が絶対におすすめするのが、荷物の総重量を7kg以下にすることです。旅やアウトドアが好きな人であれば、軽量化の重要性を理解していると思います。荷物は軽ければ軽いほど、やはり楽なのです。

しかしなぜ7kg以下なのか。それは、世界中のLCCのほとんどが、機内持ち込み荷物の重量制限を7kgに設定しているからです。もちろん日本国内も例外ではなく、基本的に7kgに設定されています。

例えば、おそらく日本で最も航空料金が安いジェットスター航空であれば、東京ー沖縄間を片道6,000円程度で移動することが可能です。また、東京ー札幌や東京ー福岡が5,000円程度など、各地方都市間を往復1万円程度で移動することも容易となっています。

また、東南アジア圏内やヨーロッパ圏内で移動する際も、LCCを使えば片道1万円程度で移動可能です。例えばロンドンーパリ間は片道9,000円程度で移動できます。

つまり総重量を7kg以下にすれば、移動費を大幅に節約することができ、行動範囲がより広がるのです。しかも機内持ち込みなので、ロストバゲージの心配もありません。

まずは総重量7kg以下を目標にすることをおすすめします。これだけで旅の充実度が大幅に向上するでしょう。

コツ②:荷物ではなくバッグから選ぶ

そして総重量を7kg以下にするためには、荷物ではなく、先にバッグを選びましょう。あらかじめバッグを選んで容量を制限することで、荷物の持ち過ぎを防ぐことが可能だからです。

また、総重量を7kg以下にするのであれば、バッグの容量は最低でも25L以下にする必要があります。また、バッグ本体の重量は最低でも1kg以下、可能であれば700g以下に落とすべきです。

そのため、総重量7kg以下を目指すのであれば、ハードケースのキャリーバッグは容量の割に重量が重いので厳しいと思います。選択肢としては、ソフトケースのキャリーバッグか、バックパックの2択になるでしょう。

ちなみに個人的には、アウトドアブランドのバックパックをおすすめします。アウトドア仕様のため、機能性が高く、それでいて軽量かつ丈夫に製造されているためです。

コツ③:衣類とガジェットを積極的に軽量化させる

実際に重量を意識しながら荷物を厳選していくと、主に衣類とガジェットを軽量化しなければならないことに気づくと思います。

まずガジェットに関しては、旅先でやりたい仕事をするために必要なガジェットのみを持ち込みましょう。意外と重量があるのがモバイルバッテリーです。モバイルバッテリーを選ぶ際は、軽量性に注目してください。

また、衣類に関しても軽量性を重視すべきです。特にアウターの重量には気をつけましょう。基本的には、アウトドアブランドのソフトシェルやダウンジャケットを選ぶのがおすすめです。

そして、何日分の衣類を持ち歩くかを決めておきましょう。一般的には2日分〜4日分が相場で、これは洗濯の頻度にもよります。ちなみに僕は、毎度の洗濯が面倒くさいタイプなので、4日分の下着を持ち歩くようにしています。

【経験談】半年でバッグを4回買い替えました

僕は2022年3月に大学を卒業した後、2022年5月のGW終わりに旅をスタートし、2022年12月上旬で旅が一旦落ち着きました。そしてこの旅路の中で、なんとバッグを4回買い換えたのです。

まず旅を始めた当初は、90Lのキャリーバッグに25Lのバックパックという凄まじい量の荷物を持ち運んでいました。それで、移動中があまりにも辛いので、キャリーバッグのコンパクト化を実施。90Lのキャリーバッグを手放して、25Lに縮小化させます。

それから、25Lのキャリーバッグに25Lのバックパックの組み合わせで、神奈川から東海道線を通る形で名古屋を目指すことに。そして名古屋に到着するのですが、ちょっとしたお出かけに25Lのバックパックは大きすぎることに気づきます。そこでバックパックのコンパクト化を実施。25Lのバックパックは郵送サービスで実家に送り飛ばし、10Lの折りたたみバックパックを購入しました。

そしてしばらく、25Lのキャリーバッグに10Lの折りたたみバックパックで旅するようになってから、ふと「LCCを気軽に使えるようになれば移動範囲がもっと広がるのでは?」と考えるようになります。そこで、実家に帰省している間に都内でバックパックを探し回り、最終的に20Lのバックパックと10Lの折りたたみバックパックの組み合わせに落ち着きました。

これによって「拠点を移動する時は20Lのバックパックを利用し、ちょっとしたお出かけの時は10Lの折りたたみパックパックを利用する」というスタイルが構築されたのです。

このスタイルで僕は東京から大阪にLCCで移動し、近畿地方を3週間ほど周遊。そして大阪から那覇にLCCで移動し、那覇に2泊滞在した後、石垣島に飛行機で移動することに。石垣島・宮古島の離島巡りの際には1ヶ月にフェリーに6回、飛行機に7回乗り、全部で10の島に滞在するという行動力を発揮することができました。

ちなみに、この沖縄の離島巡りで10Lの折りたたみバックパックが破損したため、石垣島のドンキホーテで適当にバックパックを購入しました。

長文になりましたが個人的な経験として、荷物を軽量化すればするほど行動範囲が広がって、旅の充実度も高まり、チャンスに出会う確率も高まると僕は考えます。

さいごに

「荷物は軽ければ軽いほど良い」というのが僕の持論です。特に総重量を7kg以下に落とすことができれば、世界中を飛び回る生活スタイルが実現できるでしょう。遊びも仕事も人生の全てをバックパック1つに収める生き方は、多くの旅人が憧れているものです。

ただし、軽さを追求するがあまりに、快適性を落とすことは控えるようにしましょう。まずは安全第一です。必要最低限の装備(薬やパスポートなど)はしっかり整えておきましょう。

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