高校生活も終盤になると、大学生、専門学校、社会人生活に備えてPCを購入することが出てくるでしょう。
そのときに、よく話題になるのが「WindowsとMac、どっちがいいの?」という問題です。もちろんどちらも一長一短で、自分の用途に合わせて選ぶのがベターな選択肢となります。
そこで本記事では、PCの選び方とWindowsとMacのメリット・デメリットについて解説していこうと思います。また、10代のみなさんにおすすめのPCも紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
PCの選び方
PCの選び方としては、以下の要素を考慮するのが一般的です。
価格
まずは価格です。お金にあまり余裕がないことがほとんどな学生の皆さんは、まず予算を決めてからPCを選ぶのがいいでしょう。
用途にもよるところですが、一般的には5万円から20万円が相場になりそうです。
性能
PCを選ぶ際に注目されやすいのが性能です。ただし具体的に性能と言っても、様々な要素があります。
この中で特に注目すべきなのがOS、CPU、メモリです。
OSとはまさに、WindowsやMacのことを指します。OSが異なると使い勝手が全く異なってくるので、実際に触ってみることが大切です。
CPUは日本語で「中央演算処理装置」と呼ばれているもので、PCにおける"脳"のようなものです。CPUが優れていればいるほど、処理能力が高くなります。
そしてメモリは、PCが処理を実行している最中にデータを保存する場所のことです。このメモリはPCにおける台所のようなもので、メモリが大きければ大きいほど、PCは快適に作動してくれます。
対応ツール
PCによって対応ツールが異なります。例えば、iOSアプリ開発におけるスタンダードな開発環境であるXcodeは、基本的にMacでしか利用できません。
また、近年注目を集めているAR・VR系のアプリケーションはWindowsが主流で、Macに対応していないことがほとんどです(ただし最近発表されたApple Vision Proの影響で、この構図が変わる可能性はある)。
このように、PCによって対応ツールが異なるので、自分の用途に合わせてPCを選べるといいでしょう。
使いやすさ
意外と注目されないのが、使いやすさです。やはりPCを使いこなせるようにするのは、とにかくPCを触り続けなければいけません。その際に重要になってくるのが使いやすさです。
PCが使いやすいものであれば、必然的にPCをたくさん触るようになっていきます。逆に億劫に感じてしまうと、PCから距離を取るようになってしまうでしょう。
ということで、PCを選ぶ際は実際に店舗に赴いて、触ってみることを強くおすすめします。
サイズ・形状
PCのサイズ・形状も忘れてはいけません。PCには、持ち運び可能なラップトップで、据え置き型のデスクトップがあります。
一般的にはデスクトップの方が、性能・コストパフォーマンスが高いものの「カフェで仕事する」といった持ち運びがほとんど不可能です。
逆にラップトップは、デスクトップに比べると割高になるものの、持ち運びがしやすいのが大きなメリットです。
なお、個人的には、PCをたくさん触るようにするためにも、ラップトップをおすすめしています。仕事先や学校で利用することが想定されるためです。
Windowsの特徴を解説!
ここではWindowsの特徴について解説していきます。
Windowsのメリット
Windowsのメリットは以下の通りです。
Windowsのメリットとして挙げられるのが、カスタマイズ性の高さです。WindowsPCを発売しているメーカーも多いので、自分の用途にマッチしたPCを確実に探し出せます。
それどころか、パーツを購入してPCを自作することもできます。
また、ゲーミングPCを使ってゲームにのめり込みたいのであれば、Windowsが必須です。
Windowsのデメリット
Windowsのデメリットは以下の通りです。
Windowsは世界で最も利用されているOSなので、その分、Windowsをターゲットにしたウイルスも数多く存在します。そのため、Macに比べるとウイルス感染のリスクが高いと言えます。
また、Windowsは度々大規模なアップデートが発生しますが、その度にライセンス費用を支払わなければなりません。
Windowsがおすすめな人
Windowsがおすすめな人は以下の通りです。
実際のところ、多くの企業で採用されているのがWindowsです。社会人になってからもPCをスムーズに活用したい場合は、あらかじめWindowsを選んでおくのが無難だと言えます。
ただし、大学生活で4年間パソコンを使うと買い替える必要が出てきたり、社会人になると社用PCを支給されることもあります。社会人になってからのことは、頭の片隅に入れておく程度で大丈夫です。
Macの特徴を解説!
ここではMacの特徴について解説していきます。
Macのメリット
Macのメリットは以下の通りです。
Appleはハードウェアとソフトウェアを一貫して開発しているため、OSがとにかく使いやすいです。iPhoneを触っているかのような直感的なデザインとなっています。
また、iPhoneなどのApple製品と連携できるのが便利です。Airdropを利用すれば、瞬時に画像・動画データを共有できます。
Macのデメリット
Macのデメリットは以下の通りです。
Macは製品ラインナップがWindowsに比べて遥かに少なく、そのうえ、価格も比較的高い傾向にあります。
また、Windowsに比べて対応ツールが少ない点に注意が必要です。
Macがおすすめな人
Macがおすすめな人は以下の通りです。
Macはユーザーをよりクリエイティブにするために様々なアプローチで開発されたPCです。そのため「何かを作りたい人」はMacがおすすめだと言えます。
10代におすすめのPC
10代の方々の多くは、スマートフォンに慣れすぎてしまい、逆にPCが使えないという人が大半だと思います。そこでまずは「思わず使いたくなってしまうようなPC」を選ぶのがいいでしょう。
そこでおすすめできるPCは以下の2つです。
SurfaceはMicrosoft、MacBookはAppleが製造しているPCです。
ほかにも性能に優れたPCは数多くありますが、使い勝手という意味では、この2つのPCが非常におすすめです。
また、WindowsでもMacでもなく、ChromeOSを兼ね備えているGoogleのChromeBookもおすすめのPCです。
さいごに
ここまでWindowsとMacのメリット・デメリットについて解説してきました。
ちなみに筆者の僕は、Macを長年愛用しています。もちろんWindowsを仕事で使ったこともありますが、やはりMacの方がデザインが非常に優れていると感じます。
日本ではPCに限らず、ハードウェア全体で「スペック信仰」に陥っているように見受けられます。しかし、スペックよりも大切なのは「PCを使ってどのようなものをどれだけ生み出せるか」なのではないでしょうか。
どれだけスペックが良くても、生産性が低下したり、使い心地が悪いのであれば意味がありません。
そのためにも、PCを選ぶ際は、やはり実際に触ってみることを強くおすすめします。