お久しぶりです。色々あって三ヶ月も投稿を休んでしまいました。とても悲しいことでしたが、私がこの先生きていくうえで、向き合い続けなければならない大切なことなので、時間をかけて考え続けていました。
何をしているときも常に頭の隅から離れず、それはこの先も続くと思います。
皆さんより少し長く生きていても、悲しいことがおきた時、人は無力であるということを実感します。一人で乗り切るのは、とても難しいのです。
保護者に頼れない時は別の大人を頼っていい
本題に入ります。これを読んでくださっている皆さんの中で、今自分一人で解決できない悩みやトラブルにまきこまれている方は、いませんか?
または、お友達からそんな相談をうけているという話でもかまいません。もし、そうであったらぜひNEONAVI編集部経由で、稲村までご連絡ください。
X(旧Twitter)へ、直接メッセージをくださっても結構です。いな村くみ子公式アカウントまでお願いいたします。
そして、命にかかわるようなトラブルにまきこまれていたり、誰かに暴力や脅かされているときは、迷わず警察へ連絡しましょう。近隣の児童相談所へ、直接駆け込むことも有効です。
以前、埼玉県の児童相談所へ「親から虐待をうけている」と、駆け込んで来た子がいてニュースになりました。子どもは保護され、親は逮捕されました。本来頼れるべき保護者が、そうでなかった場合は、別の大人を頼ってよいのです。予期せぬ妊娠をしてしまった、犯罪にまきこまれてしまったような時も、迷わず大人に相談してください。
また、誰かに何かをされたわけではないけれど死ぬほど辛い時、寂しくて自分を傷つけてしまいそうな時、身近な人に相談できない時があると思います。そんな時は、以下の場所に気持ちを吐き出すことも一時的には有効です。
相談窓口一覧
チャイルドライン
・18歳までの子ども専用
・相談チャット、電話あり
TEL:0120-99-7777 (毎日16:00~21:00)https://childline.or.jp/
チャイルドラインは、18歳までの子どものための相談先です
チャイルドライン® 18さいまでの子どもがかけるでんわ - childline.or.jp
10代・20代の女の子専用LINE相談(BONDプロジェクト)
・相談受付時間 月、水、木、金、土、日(10:00〜22:00/相談受付21:30まで)
https://bondproject.jp/line.html
・LINEアカウント
こころのホットチャット
https://www.npo-tms.or.jp/service/sns.html
・年齢、性別にかかわらず誰でも利用可
・第1部 毎日12:00~15:50(受付は15:00まで)
・第2部 毎日17:00~20:50(受付は20:00まで)
・第3部 毎日21:00~23:50(受付は23:00まで)
・早朝 月曜04:00~06:50(受付は06:00まで)
・1回50分/1日1回まで利用可能
・LINE:@kokorohotchat
・Facebook: @kokorohotchat
子供のSOSの相談窓口
子供(こども)のSOSの相談窓口(そうだんまどぐち):文部科学省 - www.mext.go.jp
他にも、都道府県別に相談窓口が設けられています。今回は時間の制約が少ない場所を紹介しました。
SNSの匿名アカウントや”無料カウンセリング”に気をつけて
しかし、根本的な問題解決をするのには、やはり専門家の意見や手助けが必要になるケースが多いのです。
その中で、一つ間違えないでほしいのはSNSの匿名アカウントで「無料カウンセリングをします」「悩みを聞きます」といったような、カウンセリングでもなんでもない個人情報の聞き出しが存在しているということを知っていてください。
なかには、ちゃんとした方がボランティアでやっていることもあるかもしれません。しかし、自称カウンセラーによるものが非常に多く存在し、それは、あまり良い結果をうむことはありません。誰でも良いから話を聞いて欲しいといった場合、できれば上で紹介した機関を利用したり、周りの大人に助けを求めてほしいのです。
もちろん、例えば専門家に相談した場合、秘密は守られますし、必要があれば他の公的な機関につなぐお手伝いもします。私の教室でも、子ども達が直接悩みを相談しにくる場合は、無料で相談を受けています。
子どもは大人を頼って良い。でも、”信頼できる”大人を頼って
人は、一人立ちできるようになるまで、他の動物に比べて非常に長い時間がかかる生き物です。早く働いて、自立したいと思っても、日本では法律で保護されている為、子どものうちから労働することができません。(子役さんなど一部を除く。これも、厳密に労働時間や内容が法で定められている)。
だからこそ子どもは大人を頼って、そしてその子どもが大人になって、また次の世代を助けて社会は成り立っているのです。ですから、皆さんも困ったことがあったらぜひ、周りのちゃんと信用できる大人を頼ってください。
その見極めは難しいかもしれませんが、ちゃんとした大人は、子どもから搾取(さくしゅ)をしたり、子どもを傷つけたりしないのです。
例えば子どものあなたに性的な関係をせまるような大人は、信用できない大人です。薬物や飲酒をすすめる大人も信用できない大人です。子どもを利用するような大人とは、つきあっても良いことは、絶対にありません。
これは、絶対なのです。
それでも、必ずあなたを助けてくれる人はいるのです。それだけは、忘れないでください。
生きていることすら辛い時は、誰しも予想なくおとずれる可能性があります。でも、そんな時に、この記事を思い出してくれる子が、一人でもいますようにと考えながら、今この記事を書いています。
最後にもう一度言います。
もし、あなたが今「とても辛い」なら、決して一人で抱え込まないでください。
感想や相談がありましたら、記事のコメント欄へ書き込み、またはマシュマロで気軽に投げかけてみてくださいね。
夏休みが始まりました。私は大人なので「夏休みがちょっと少ないなぁ」と、思う位しか取れません。せめて1ヶ月位旅をしたいと考えながら、この原稿を書いています。ところで、長いお休みの最中に、皆さんに絶対話しておきたいことがあり今回は少し早めの記事の投稿をさせてもらいます。私が、教室(上尾市エイジア学習教室)の子ども達と向き合う時に、避けて通れない問題の一つとして「子どもの自傷行為」があります。関係無い方には、何の話なのとなるので、必要が無い場合読みとばしてくださっても結構です。しかし、自傷行為を行う子... 10代の自傷行為について考える【心理士のお悩み相談室】 - NEONAVI (ネオナビ) |