「美術を専攻していないけど、美大に入りたい」
「美大の受験って何をするの?」
などの考えをお持ちですか?
美大を受けたいと考えている学生さんの中には、美術を専攻していない方も多いと思います。私自身も高校は普通科でしたが、高校2年生のときに美術・芸術系の大学に入るための受験勉強を始めました。
そこで今回は、高校で美術を専攻していない学生さんへ、美大を受験するために今から準備・勉強したほうがいいことをご紹介します。
それでは、ぜひ最後までご覧ください。
美大受験で準備・勉強したほうがいいこと
さっそく、美大受験で準備・勉強したほうがいいことを4つご紹介します。
①描写表現の基礎を身につける
まず1つ目は、『描写表現の基礎を身につける』です。
ほぼ全ての美大の受験内容に、デッサンや色彩構成、平面構成などの実技試験が入っています。なので、まずは描写表現の基礎を身につけるための準備・勉強が必要です。
一番良いのは予備校に通うことですが、金銭面が厳しい場合は、学校の美術の先生に描いた絵を見せて評価してもらうと良いでしょう。
その他に、今は絵の描き方に関する本がたくさんあるので、それらを利用してある程度の基礎を学ぶという手段もあります。
描写表現は美大受験の大事なポイントとなるので、しっかり準備・勉強しましょう。
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②立体構成の基礎を身につける
2つ目は、『立体構成の基礎を身につける』です。
実技試験の中には描写の他に立体で表現する内容のものもあります。(美大によってはないところも)
例えば、
「粘土を使って『安らぎ』という単語を表現しなさい」
「粘土を使って『薪』を表現しなさい」
「ケント紙を使って『風』を表現しなさい」
など、発想力や表現力が試される問題が出題されます。(あなたならどうやって表現しますか?)
立体構成の基礎を身につけるためには、美大の過去問に挑戦してみたり、立体構成に関する本を読んで実践したりなどの方法があります。
その他に、美大で実施している「立体構成の体験授業」に参加して、先生からアドバイスをもらうのも良いでしょう。
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③学科試験の勉強をする
3つ目は、『学科試験の勉強をする』です。
美大の受験には、実技試験のほかに学科試験もあります。「実技ができれば大丈夫でしょ」と油断してはいけません!
美大によって実技・学科の採点基準は異なりますが、学科試験は高得点が取れるとかなり有利なので、勉強して損はありません。
学科試験は国語や英語がほとんどですが、美大によって内容に若干違いがあるので、しっかり調べてみてくださいね。
④伝える力を身につける
4つ目は、『伝える力を身につける』です。作品の説明をしたり、面接で先生と話したりする際に必要なスキルです。
作品説明の例は、
◯どんなテーマ・コンセプトがあるのか
◯なぜそのテーマ・コンセプトにしたのか
◯なぜこんなふうに描いた・表現したのか
などがあります。どんな思いでその作品を作ったのか、あなたが持つ考えを周りの人にわかりやすく伝えることが重要です。
伝える力を身につけると、受験の面接だけでなく、美大に入ったあとの作品のプレゼンテーションにも大いに役立ちます。
面接練習で伝える力を鍛えたり、美大の体験授業に参加して他の人のプレゼンテーションを聞いたりなどして、スキルを身につけると良いでしょう。
美大によって受験内容はさまざま
美大によって、
◯学科試験のみ
◯実技試験+学科試験
◯実技試験+小論文
◯実技試験+面接
など、受験内容はさまざまです。
実技試験・学科試験の中身も違います。なので、あなたが目指す美大の受験内容を事前に調べて、それに合わせて準備・勉強をしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
美術を専攻していない学生さんへ、美大受験で準備・勉強したほうがいいことを4つご紹介しました。
美大によって受験内容は違います。なのでまずは、あなたが行きたい美大を絞って、受験内容を調べてみてください。その受験内容に合わせて、上記でご紹介した4つに優先順位をつけて準備・勉強をすると良いでしょう。
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました!
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