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【美大の選び方】3つのポイント!普通科高校から美大に進学した経験からご紹介

美大の選び方に悩んでいる学生の皆さんへ。おそらくほとんどの人が、ものすごく深刻に考えていたり、不安でいっぱいになっていると思います。

私は既に美大を卒業していますが、正直に言うと、あまり深刻に考えずにその大学を選びました。(美大の選び方で真剣に悩んでいる学生たちに失礼だと思いますが...)

そこで今回は、実際に美大の陶芸専攻を卒業した私の、当時の動機や大学の選び方についてお話しします。今の私だから言えるアドバイスもいくつかあるので、もしよかったら参考にしてくださいね!

美大の選び方ー3つのコツ!

まず結論から言うと、美大の選び方のコツは、

①その美大で実際に学んでいる学生の話を聞くこと
②学びたい科目の充実度を知ること
③地元以外の美大も積極的に調べること

この3つになります!

ここからは、私の経験談を交えながら、この3つのコツを解説していきます。

①その美大で実際に学んでいる学生の話を聞くこと

まず、私は普通科の高校に通っていて、美術の授業は一回もありませんでした。ではなぜ、美大への進学を目指すようになったのか。

それは、高校2年生の沖縄修学旅行で吹きガラス体験をして、自分の手で作品を作る楽しさを知ったからです。そこから、工芸全般に興味を持つようになりました。(最終的に陶芸を専攻しました)

高校3年生になり、いよいよ自分の進路を決める時期が来たとき、「美大に行って工芸を学びたい」と思ったのです。そのために私は、地元やその近くで工芸を学べる美大があるか、ネットで調べました。

すると、地元に1つ、車で通える距離のところにありました!これはラッキーだと思いましたね。そこの美大では、工芸科目で陶芸と染色が学べるという情報が書いてありました。さっそくその美大のオープンキャンパスの日程を調べて、実際に見学しに行くことに。

最初にオープンキャンパスでは、その美大の歴史や施設の説明を聞いてから、大学内をぐるっと案内されました。その後は自由行動だったので、私は工芸の施設がある場所にすぐに向かった記憶があります。

陶芸・染色の施設には、学生の作品がたくさん飾られていました。見ているだけでワクワクが止まらなかったですね。在学生の方もいたので、その人たちともお話しをしました。「こんなことを学ぶよ」「これはこうやって作れるんだ」など、授業のことや実際の制作場などをたくさん教えてもらいました。

今思うと、実際にそこで学んでいる学生の話を聞くのはすっごく重要です!

▼私が実際に学んだことについては、こちらの記事で紹介しています!

②学びたい科目の充実度を知ること

その他に、学びたい科目の授業がどれほど充実しているのかについても、その場で聞くことができました。

せっかく学びたい科目があるところに入学しても、授業内容や設備などが充実していないと、学ぶ気力が失われていく可能性があります。学びたい科目の授業内容や大変なこと、やりがいを感じるかなど、充実度も学生から聞きましょう。これが、美大の選び方のコツ②です!

ちなみに、科目ごとに作品の制作体験もできました。もちろん私は、工芸の制作体験に参加!染色では布に染料をのせて柄を描いたり、陶芸ではろくろや手びねりを体験しました。

実際に作ると、「もっとこの科目を学びたい」という気持ちが強まりました。私に限らず、他の学生も自分の学びたい科目の制作体験をすることで、もっと学びたいという気持ちが強まるでしょう。なので、制作体験への参加もおすすめです!

③地元以外の美大も積極的に調べること

そして、地元の美大のオープンキャンパスには全部で3回ほど参加しました。ただ、地元以外の美大も気になったので、電車を利用して行くことに。

正直、オープンキャンパスの内容に大きな違いはありませんでしたが、学生たちの活気は地元以外の美大の方が強かったです。いくつかの大学を見て周ると、雰囲気の違いが十分わかります。美大全体に活気がある方が、入学後の作品制作もはかどりそうな気はしました。なので、地元以外の遠い場所も積極的に調べて、オープンキャンパスに参加してみてください。これが、美大の選び方のコツ③です。

...まあ正直、コツ③については、私はちゃんとやっていなかったです。「地元の方が楽に通えるし、工芸も学べるし一石二鳥」「他の美大は電車通学になるから面倒」という理由で、地元の美大を受験することに決めました。正直、当時の考え方が不真面目すぎて驚きます。「もっと真剣に考えて選べ!」と当時の自分に言いたいですね。

もし、今の私が高校3年生に戻れるなら、どんなに遠い場所でも、工芸が学べる他の美大を見に行きたいですね。それぞれの美大の工芸科目の充実度を、もっと知ってから選べば良かったなと思います。地元から遠い美大でも、「ここに行きたい、学びたい」と思えるところがあったら、一人暮らしをしてでもそこに通っていたでしょうね。

なので皆さんは、このコツ③をしっかり押さえておいてください!

今だから思うこと

「じゃあ、ハルはその地元の美大を選んで後悔したの?」と思う方もいるでしょう。ですが、私は後悔していません。

私は地元の美大で、陶芸をガッツリ学べました。某有名な美大にはない特殊な陶芸の機械もあり、他ではできない内容の授業も体験できました。充実度でいえば、すごく恵まれていたと言ってもいいほどです。もちろん辛いこともありましたが、陶芸を学べたことへの満足度は高かったです。

大学選びは確かに重要です。しかし、どの美大に入ったとしても、学びたいことに積極的に、そして真剣に向き合って成長することが、一番大切です。

...さて、ここまで当時の私の経験をお話ししました。

今の私だから言える、美大の選び方のコツは、

①その美大で実際に学んでいる学生の話を聞くこと
②学びたい科目の充実度を知ること
③地元以外の美大も積極的に調べること

この3つでした!

私が通っていた美大は、正直にいうと有名ではありません。それでも、陶芸の施設や授業内容は、某有名な美大に匹敵するくらい充実していました。

美大の選び方で悩んでいる学生の皆さんへ

今、実際にキャンパスに足を運ぶことがほとんどできない状況ですが、多くの大学はオンライン説明会やオンラインオープンキャンパスを行っています。

学びたい科目がある大学なら、そういう機会には必ず参加してみてください。そして、できるだけ積極的に情報収集をして、授業内容の充実度などのリアルな声を知ってください!

学びたい科目の充実度が高いほど、作品制作のやりがいも十分に感じられますし、自身の成長にも繋がるでしょう。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

▼次回は、美大の進路についてお話しします!

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