【海外移住】何を準備したらいい?学生のうちにやっておいたほうがいいことは?不安でも割と大丈夫!
こんにちは、ベトナムの寺内です!
前回は私が勢いでベトナムに移住したお話をしましたが、今回は海外移住について更に詳しくお話したいと思います。
実際に移住してみて、私がやっておいて良かったこと・やっておけば良かったこと、来る前は不安だったけど意外と大丈夫だったことをご紹介します!
目次
海外移住のために今やっておくべきこと
正直、私は海外移住の際の事務的な手続き(ビザ取得のための書類関係や日本の公的年金、住民票など)以外は“勢い”で来たので、これと言って準備しておくべきこと、というのがないのですが…海外に興味がある上で、“これはやっておいて良かった”ということをご紹介します。
英語(外国語)の勉強、英語に触れる機会
学生時代は英語とフランス語の勉強をしていましたが、なるべく外国語に触れられる場に参加していました。
高校時代の夏休みは日本に来たばかりのALT(Assistant Language Teacher、各小学校〜高校にいる外国人の先生っていませんか?あの人たちです)の先生達とのサマーキャンプに参加したり、福島県にある「ブリティッシュヒルズ」で行われる英語研修に参加していました。NHKのラジオ英会話も毎日聴いていました。
大学生になると海外旅行をはじめ、サークルは英会話サークルに入っていました。他大学にも英会話サークル(English speaking society/English study society、通称“ESS”と呼ばれるサークル)があるので、他校主催のディスカッションやイベントなどにも参加しました。また私の大学には海外からの留学生も沢山いたので、英語圏に限らずさまざまな国からの留学生と触れ合うようにしていました。
シェアハウスに住んだ
海外移住前の約1年ほどは外国人入居もOKのシェアハウスに住んでいました。
社会人になってからは英語を使う機会が一切なくなっていたのですが、そこで英語を使う機会がだいぶ増えました。家族のような仲になれる友人とも出会えました。また集団生活に慣れ、細かいことがあまり気にならなくなったのも後々ベトナムに来てから良かったと思います。(笑)
不安だったけど案外楽だったこと
勢いでベトナム移住を決めたものの、友人はおろか知人もいない、旅行でも来たことがない未知の国・ベトナム。不安は沢山ありましたが、案外楽だったこともあります。
言語・文化
ベトナム語もベトナムの文化も何も知らない状態できたので、驚くことは多かったですが、逆にそれを楽しめました。道は立ち止まらずに渡る、トイレはフォーク並びではなくドアの前に並ぶ、仕事中の昼食時間後は昼寝をする、誕生日の人がパーティーを開いてご馳走する、年に2回女性を祝う日がある、などなど…挙げたらキリがないのですが、そうなの!?ということがたくさんありました。日本よりもいい意味でも悪い意味でも適当な部分が多いのでヤキモキすることもありますが(笑)、譲れない部分ははっきり伝えたら相手もわかってくれるので、どうにかなります。
家探し
私の場合は直接交渉で家を探すことが多かったです。家の外に「Cho thuê/Room for rent/Room available」と張り紙がされているアパートは空き部屋があるので、そこに電話番号が書かれている場合は電話、その場や近所に大家さんが住んでいることもあるのですぐに内見できる場合もあります。現在は外国人向け不動産会社やFacebookのグループなどもあり、オンラインでも内見予約ができます。
ベトナムのアパートは家具・キッチン用品などが基本的に付いているので、引っ越しがかなり楽です。また“サービスアパートメント”と呼ばれる外国人向けのアパートだと洗濯や掃除も家賃に含まれています。(大家さんや外部から清掃スタッフが部屋に入るので貴重品の管理が重要)
友達づくり
友人も知人もいないベトナムでしたが、まず職場に同い年の日本人女子がいて、その子と仲良くなれたのが大きかったです。職場以外では「群馬県人会」「中央大学OB・OG会」「86年・87年会」などの日本人サークル的なものもあり、そちらにも参加していました。同業種の飲み会などにも参加し、年の近い子とも仲良くなりました。また移住してすぐに同じ職場の年下ベトナム人女子が何故かとても仲良くしてくれ、その子の友人や家族とも仲良くなり、一緒に旅行にも行く仲になりました。
食事
ベトナム料理は正直“フォー”しか知らなかったのですが、案外口に合いました。
先程お話しした妹のような存在のベトナム人の子が、ほぼ毎日私の分もお弁当を作ってくれていたので栄養バランスも◎。日本食もホーチミンは移住当時も割と充実していたので恋しくなることはありませんでした。
ダナンに異動した当時はあまり日本食レストランや日本食材を売っているお店が少なかったので、基本的にローカルご飯でした。今はだいぶダナンも発展して、選択肢も多いので苦労はしていません。
大変だったこと
体調管理
ホーチミンでもダナンでも、旅行業で働いていた時は体調を崩すことが多かったです。忙しいと仕事後も「お腹は減るけど何を食べたらいいかわからない、考えるのが面倒臭い」と思うことが多くなってしまい、ビール飲んで寝よう…なんて日も多々。そんな生活をしていたのでよく急性胃腸炎になったり、風邪や頭痛、インフルエンザなどの病気になり、病院に罹ることも多かったです。ホーチミンには日系の病院もありましたが、ダナンにはないので、転職してからは自炊をするなど体調管理をしっかりするようになりました。
シャワーの水圧、綺麗なトイレ
東南アジアあるあるですが、シャワーの水圧が弱いところが多々。いまだに5つ星ホテルでさえ弱いところもあります。トイレもローカルエリアに行けば行くほど期待はできません。停電に関しては以前よりは改善されましたが、それでもインフラの整備がまだ発展途上なので水回りは期待しない方がいいです。また虫やネズミなども多いので、そういった環境も平気な方でないと生活はきついかもしれません。
慣れるしかない
あとは慣れるしかないです。
当たり前ですが、言語も生活も、海外なので日本と同じようにはいきません。でも人間、割と順応性が高くできています。はじめこそ驚いたり、怖かったり、不安に思うことの方が多いかもしれませんが、気付くと慣れています。私もそれなりに人間関係や仕事で悩んで「2年くらい住んだら帰ろうかな」と当初は思っていましたが、何となく居続けて9年目。“住めば都”ではないですが、第二の故郷のように感じている部分があります。
いきなり移住した私が言うのも説得力に欠けますが(笑)、海外に興味がある且つ行きたい国が決まっている方はまず旅行でもいいので、ちょっと長めに滞在してみるのがいいかもしれません。
ホテルではなくAirbnbなどでアパートに住み、ローカルの人が行くカフェや市場、スーパーなど生活環境が自分にも大丈夫そうかどうかお試しするとより決断ができる気がします!
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