【GWなにをしよう？】映画を観るなら、新文芸坐でヴィム・ヴェンダースを一気見！

ゴールデンウィークになにをしよう？せっかくなら、映画館で一気見するのはどう？

5/1(日)～5/7(土)に池袋の名画座、新文芸坐でヴィム・ヴェンダースが5作品上映されます！

ヴィム・ヴェンダースについて

ヴィム・ヴェンダース（Wim Wenders, 1945年8月14日～ ）はドイツの映画監督。彼の代名詞とも言われるのが、代表作『パリ、テキサス』（1984）のようなロードムービーです。イギリスのTotal Film誌が、史上最高のロードムービー50本を発表した際、『パリ、テキサス』は4位に選出されました。（ちなみに1位に選ばれたのは、デニス・ホッパー監督・主演作『イージー・ライダー』（1969））

映画監督として活動を始めたのは1967年からで、それまでは医学、哲学、絵画、彫刻を転々と学んでいました。活動初期に注目されるようになったきっかけは、「ロードムービー3部作」と呼ばれる『都会のアリス』『まわり道』『さすらい』の3作品。カンヌ国際映画祭や、シカゴ国際映画祭で受賞したことから、ニュー・ジャーマン・シネマ（「新しいドイツ映画」の意）を代表する監督の一人となりました。

日本の監督、小津安二郎のファンであることも知られていて、1985年には小津安二郎の描いた“東京”を探して街をさまよい歩く『東京画』を撮っています。

写真家としても活動していて、2006年には表参道ヒルズで写真展も開催しました。

『ベルリン・天使の詩 4Kレストア版』

新文芸坐では5/2(月)・3(火)に『パリ、テキサス』と2本立てで上映されます。

1987年、第40回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したファンタジー。壁崩壊前のベルリンを舞台に、人間に恋してしまった天使ダミエルの運命を美しく詩的な映像で描いた作品です。

『パリ、テキサス 2Kレストア版』

新文芸坐では5/2(月)・3(火)に『ベルリン・天使の詩』と2本立てで上映されます。

ヴィム・ヴェンダースは知らなくても、『パリ・テキサス』は知ってるという人も多いのではないでしょうか？

タイトルは「テキサス州パリス」の意味。テキサスを一人放浪していた男の妻子との再会と別れを描いたロードムービーです。こちらは1984年、第37回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞しています。

『都会のアリス 2Kレストア版』

新文芸坐では、5/4(水)に『アメリカの友人』と2本立てで上映されます。

1974年に公開された「ロードムービー三部作」の1作目。アメリカからオランダへと旅する青年と少女を描いた作品です。

「ロードムービー三部作」は「まわり道」「さすらい」に続きますが、今回の新文芸坐では上映されないので、残りは配信サービスかDVDを借りて、家でゆっくり観るのもいいね。

『アメリカの友人 4Kレストア版』

新文芸坐では、5/4(水)に『都会のアリス』と2本立てで上映されます。

アメリカの作家パトリシア・ハイスミスによる小説「トム・リプリー」シリーズの第3作「アメリカの友人」を原作に描いたクライムサスペンス。「トム・リプリー」シリーズの1作目は『太陽がいっぱい』。アラン・ドロン主演の名作映画になっています。

実は新文芸坐では4月19日、4月30日には『太陽がいっぱい』も上映される予定！こっちも合わせて観るのも面白そう！

『夢の涯てまでも　ディレクターズカット　4Kレストア版』

上映時間287分のSF大作。新文芸坐では5/1(日)の昼間、5/4(水)にオールナイトで上映されます。

高校生のみなさんは、5/1(日)に！！

新文芸坐について

2000年12月にオープンした新文芸坐。2022年1月31日から改装のため休業をしていましたが、4月15日にリニューアルオープンしました。

映写・音響システムを一新し、35ｍｍフィルムの上映はこれまで通り行い、国内名画座では初となる4Kレーザーでの上映も可能になりました。また、独自の音響システム「BUNGEI-PHONIC SOUND SYSTEM」の導入によって、これまでファンに好評だった“新文芸坐の音”も進化するそう！

「2本立て上映」のチケットシステムも柔軟に進化。これまでは「入替なし」つまり、2本続けて観ないといけなかったのですが、「当日のどの回を選んでもOK（続けて見なくてもOK）」になったのです！途中でランチを挟んだり、散歩したり、買い物するのもOK！

詳しくは公式サイトを見てみてね！

pic.twitter.com/5gosmWNPsy

— 新文芸坐 (@shin_bungeiza) March 31, 2022