最終回を迎えても大人気!『ぼっち・ざ・ろっく!』の魅力
作中で使用されるギターが売切れるなど大人気のうちに最終回を迎えた『ぼっち・ざ・ろっく!』。
作中の音楽も評判が高く、去年の12月25日に発売されたアルバム「結束バンド」はSpotifyなど多くの音楽サブスクでストリーミング数1位を獲得しました。
今回の記事では、『ぼっち・ざ・ろっく!』の人気の理由を1つずつ紹介していきます。
目次
『ぼっち・ざ・ろっく!』とは
『ぼっち・ざ・ろっく!』は、はまじあき原作の4コマコミックをアニメ化した作品。
キャッチコピーに「陰キャならロックをやれ!!!」とある通り、極端な陰キャの後藤ひとり。友達を作らずに中学時代ひたすらに自室でギターの練習をしていたというだけあり、ギターの腕前はなかなかのもの。
ですが、バンドとして演奏したことのないひとりはいざ合わせてみると、極度の緊張で実力を発揮できません。そんなひとりがバンドを通して成長していく物語となっています。
1.変顔満載の主人公、後藤ひとりの魅力!
人と接するのが苦手、人一倍よく見られたい、失敗したくないと生きづらそうな性格の主人公。絶対失敗したくないという思いを逡巡しては、*きららアニメとは思えない変顔を見せたり奇行に走る作中屈指のロックなキャラクターです。
青春に対してコンプレックスを持っており、青春を感じる話題を耳にすると嘔吐、吐血、体がスライム状になるなど猛烈な拒否反応を起こします。
*きららアニメとはまんがタイムきららで掲載された作品をアニメ化したものです。
2.ほかにも魅力的なキャラクターがたくさん
伊地知 虹夏
結束バンドのドラム。バンドのまとめ役。奇行に走るぼっちにもフォローを入れてくれる常識人。バンドを辞めた姉の分まで有名になるためにベースの山田を誘って結束バンドを結成しました。
山田 リョウ
結束バンドのベース担当。クールでマイペース。友達は虹夏しかいないものの、本人は特に気にしていません。高いベースの技術と、作曲も担当するバンドのブレイン。生活力が低く、貰ったお小遣いを全部楽器に使って道に生えた雑草をたべることもしばしば。
喜多 郁代
結束バンドのギターボーカル。友達が多く、SNSに自撮りをアップするのが趣味の、ぼっちとは対極の陽キャ。インドア派が多い結束バンドの中で唯一、海水浴などのアウトドアに積極的。
廣井 きくり
ぼっちのライブチケットが売れず悩んでいるときに路上で出会った年上の女性。登場シーンはほぼすべて酒に酔っています。ライブ中に酔って機材を破壊することが多く、ライブで得た収入が弁償代に変わることも。ロックを体現したような人物です。
3.斬新な演出
他のアニメには観られない型破りな演出も人気の1つ。ぼっちのコミュ障や青春コンプレックスを刺激されたときに見られる個性的なリアクションの数々は必見です。福笑いのように左右の目が別々の方向に流れていき、口から緑色の液体を出すこともしばしば。時には登場人物がみずからスライム状となって原形をとどめないことすらあります。
他にも人形や粘土を使った実写や3D、ドット絵風のアニメなどを駆使して表現されるぼっちの現実逃避は、雑然としたぼっちの脳内を効果的に表現しています。
4.劇中歌が熱い!
結束バンドが演奏する音楽はアニソンよりもロックとして聴きごたえのある楽曲となっています。曲調はRADWIMPSなどの"ロキノン系"が流行る少し前の邦ロックを踏襲したような印象。
挑発的なリードギターと可愛いボーカルが合わさって生まれるアニソンとロックの境界のようなサウンドは、他のバンドにない個性となっています。
おすすめの楽曲はこれ!
フラッシュバッカー
アルバムの中でも珍しいエモさを全面に出したバラード。美しいメロディの中に見え隠れする歌い方や歌詞の荒々しい表現のコントラストが印象的。フラッシュバッカーを歌った長谷川育美さんは「想像を委ねてくれるような歌詞」と表現しており、聞き手によって印象の変わる楽曲です。
5.まとめ
今回はアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の魅力について書かせていただきました。コミック版にはアニメでカットされた話もあり、見比べてみるのもおすすめです。
原作者のはまじあき先生も言っている通り、ロック好きもロックを聴かない方でも十分楽しめる作品となっています。この機会に『ぼっち・ざ・ろっく!』を観てみてはいかがでしょうか。
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