防弾少年団(BTS)-プロフィール・学生の皆さんに是非聴いてほしい楽曲を紹介

ぷりん
2024.02.22

今や名前を聞いたことがないほうが珍しいほど、世界中で人気を誇る韓国の7人組ボーイズグループ、防弾少年団(BTS)。

"Dynamite"や"Butter"など、ほとんどの人が防弾少年団の楽曲を一度はテレビや街中で耳にしたことがあると思いますが、実は防弾少年団は300以上もの楽曲を出しているのです。

そこで、今回は学生の皆さんに是非聴いてほしい楽曲を紹介していきます。

防弾少年団(BTS)プロフィール

防弾少年団(BTS)は、リーダーのRMを中心にグループを結成し、2013年にデビューしました。グループ名には、「10代、20代に向けられる抑圧や偏見を防ぎ、自分たちの音楽を守り抜く」という意味が込められています。

メンバーの絶え間ない努力とアーティストとしての圧倒的な実力、そしてARMY(ファン名)との固く結ばれた絆で、着実に世界の音楽市場において誰もが認めるグローバルアーティストとして成長しました。

さらに、国連総会でのスピーチやLOVE MYSELFキャンペーンなどを通じて、世界中にメッセージを発信しています。

メンバーは、左から時計回りにV、RM、Jung Kook、SUGA、Jin、Jimin、j-hope。

BTS JAPAN OFFICIAL FANCLUB https://bts-official.jp/profile/

学生のみなさんに聴いてほしいBTSの楽曲

ここからは、学生の皆さんに特に聴いていただきたい防弾少年団の楽曲をいくつか紹介します。

防弾少年団の楽曲には、学生の皆さんが抱える特有の悩みや人間関係を歌詞に取り込んだものが多く存在します。

特にデビューした2013年から2019年ごろまでの作品は、「学校三部作」「青春三部作」「WINGS」「LOVE YOURSELF」と大きく分けて四つに分類されます。「学校三部作」で10代の葛藤や不安を歌い、「青春三部作」で愛や友情の喜び、喪失の痛みを知る青春時代を経て、"誘惑"を知り苦悩を乗り越え成長する「WINGS」、そして「LOVE YOURSELF」へと繋がっています。

We Are Bulletproof Pt2

"We Are Bulletproof Pt2"は、防弾少年団のデビューアルバム『2 COOL 4 SKOOL』に収録されています。

We Are Bulletproof は、"僕たちは防弾だ"という意味です。

アイドルとヒップホップの狭間で悩む彼らに対する抑圧と偏見という銃弾と、若者が社会や大人に浴びせられる銃弾から守る強い意志と言葉が込められています。

Butterfly

「青春三部作」は「花様年華」とも呼ばれ、『花様年華Pt1』『花様年華Pt2』『花様年華Young Forever』の三作で構成されています。"Butterfly"は『花様年華Pt1』に収録されています。

花様年華は、"人生の最も美しい瞬間"や"青春の美しさと儚さ"を意味しています。Butterflyは、その人生で最も美しくて儚い瞬間が表現されている楽曲です。

2!3!

アルバム『WINGS』に収録された楽曲で、メンバーがARMYのために贈ったファンソングです。

「2!3!」は、メンバーが挨拶をする前に行っている掛け声です。曲中では、"良い日がこれからたくさんありますように"と「1,2,3」の掛け声で辛いことや悲しい記憶を消して笑おうというメッセージが込められています。

Spring Day

"Spring Day"は、前作『WINGS』のrepackage album『WINGS外伝:You Never Walk Alone』のタイトル曲です。

You Never Walk Aloneというアルバム名のように、"君は一人じゃない""ひとりでは歩かせない"といったメッセージが込められていることが読み取れます。歌詞やMVからさまざまな考察がなされていて、美しい歌詞とメロディーであることはもちろん、防弾少年団の楽曲のなかでも非常にメッセージ性が強い楽曲としても知られています。

Pied Piper

「LOVE YOURSELF」は起承転結に展開され、"Pied Piper"は『LOVE YOURSELF 承 ‘Her』に収録されています。

この楽曲は、ドイツの童話「ハーメルンの笛吹き男」がモチーフとなっています。

ハーメルンの笛吹き男を簡単に説明すると、ある笛吹き男がネズミの被害に困っていた村から報酬を約束にネズミを退治しますが、約束の報酬をもらえず笛吹き男は村の子供たちを連れ去ってしまったという少し怖い童話です。笛吹き男は、笛を吹いてネズミをおびき寄せ、子供たちも同じように笛を吹く男について行きました。

笛吹き男を防弾少年団、子供たちをARMYに例え、ファンが彼らの魅力にハマって抜け出せなくなってしまう様子が歌われています。

Paradise

"Paradise"は『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』に収録されています。

曲中に何度も登場する"夢がなくても大丈夫"という歌詞は、この楽曲で大きなメッセージとなります。生きていると、"将来の夢は何か"と問われることが多くて夢を持っていないことに焦りを感じたり、なんとか絞り出して口に出した夢が重圧になったりすることがあります。

しかし、防弾少年団は、君が少しでも幸せを感じる瞬間があるなら夢なんかなくても大丈夫だと語り掛けてくれます。昨日ベッドでみていた夢でも、食べて寝ることでも、ただなんにでもなれば良いんだと話してくれることで、私たちを楽園へと導いてくれます。

Magic Shop

"Magic Shop"も『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』に収録されています。

メンバーの末っ子であるジョングクは、「ARMYが辛いときは僕たちが力になってあげるという想いを込めて書いた曲」だとアルバム記者懇談会で話しています。

これまでの防弾の楽曲プロデュースはラップラインのRM、SUGA、j-hopeが主に担当していましたが、このときに初めてラップライン以外のメンバーが中心となってプロデュースをしました。

"咲くときはバラのように、舞うときは桜のように、散るときは朝顔のように、美しいその瞬間のように"

これはMagic Shopの歌詞ですが、実は花様年華Pt.1のアルバムに収録されているj-hopeのThanks toから引用されています。他にも、RMがWINGS FINALコンサートのエンディングコメントで話した言葉、SUGAのソロ名義AgustDでリリースしている楽曲"The Last"の歌詞などから引用しています。

それだけメンバーにとって強く深い想いが込められている楽曲なので、皆さんも是非歌詞に注目して聴いてみてください。