【海外転職】ベトナムで商社の技術営業をする岸本莉加子さん・インタビュー
こんにちは!ベトナムの寺内です。
今回皆さんにご紹介するのは、日本企業からベトナム・ダナンへ赴任したのをきっかけにベトナムにて転職、現在は商社の技術営業をしている岸本莉加子(きしもとりかこ)さんです。
海外に興味を持ったきっかけは?転職の際のアドバイスなど、皆さんの参考になるお話を聞いてきました!
目次
岸本莉加子さん
1995年生まれ、福井県出身。福井県立大学経済学部卒業。
大学卒業後は大手電子部品メーカーの地元支社に入社。入社5年目に同社の海外研修制度をきっかけにベトナム・ダナンへ赴任しました。
その後日本に戻り、「またダナンで暮らしたい」と海外転職を決意。
知人の紹介で「株式会社カナデン」のベトナムグループ会社「KANADEN(VIETNAM)CO., LTD.」に現地採用されました。現在は技術営業として、顧客の課題を解決するソリューション営業をメインに担当しています。
今回はそんな岸本さんから貴重な話をたくさんお聞きすることができました!
就職からベトナムに来るまで
地元就職から海外へ
──はじめ、地元での就職を選んだのはなぜですか?
岸本さん 福井から出たい気持ちもあり、他県での就職活動もしましたが、他へ行ったら戻らなくなる気がしたのと、当時は友人や家族と離れることにも抵抗がありました。そのため本社とは別に福井支社があり、地元採用可能な企業を選びました。
──ベトナム・ダナンへ来たきっかけは何ですか?
岸本さん 海外拠点が多い会社だったので、「もしかしたら私でも海外に行けるのかな?」と興味が湧いたのがきっかけです。海外へは大学の卒業旅行で行ったことだけでしたが、現地に仕事があれば安心だと思い、入社3年目で海外研修制度に自己推薦しました。
しかしTOEICの点数が足りず行けませんでした(笑)。その後1年間英語の勉強をして、入社5年目の時に部門推薦でダナンへ来ることができました。
海外転職について
──海外研修後に転職でダナンに戻られましたが、どのような経緯だったのですか?
岸本さん 1年間のダナン生活でダナンという街が好きになり、プライベートも充実していたので残りたいと思いました。日本に戻った後、元上司にダナンに戻る方法を相談したところ、
- 現地採用になる
- 駐在員として赴任する
- 転職
と3つの選択肢があると言われ、悩みました。
そして新卒から同じ会社にずっといたので、他の仕事もしてみたいと思い、転職することに決めました。タイミングよく、現地採用をしている現在の会社を知人が紹介してくれ、ダナンに戻ることができました。
──現在はどのようなお仕事をされているのですか?
岸本さん 商社の技術営業として働いているのですが、お客様は製造業が多いです。元々私は工場側の人間で、現在自分が販売しているシステムもいじっている側の人間だったので、前職の経験もとても活かせています。
新規開拓や既存顧客などさまざまなところへ営業に行きますが、基本的に私はソリューション営業がメインです。改善したいけれど手が回らない現場が多いので、その現場へ私が入ってコンサルとして改善のお手伝いもしています。
──ベトナム以外にもよく行かれていますね。
岸本さん ハノイが本社ですが、ベトナム各地にお客様やタイ支社もあるので、海外出張もよくあります。
海外旅行も好きでよく行きます。以前は福井以外に住んだことがなかったのですが、ベトナムに来て外交的になりました。幼少期に英会話教室に行っていましたが、恥ずかしくて全く話せなかったのですが、ベトナムで友人も多くできて、最近は趣味の一眼レフで風景や人物を撮影したりするのが楽しいです。
やりたいことがわからない10代へーとりあえずやってみる
岸本さん 何か新しいことをするチャンスが来たときに、20%、30%でもやってみたい気持ちがあるならとりあえずやってみることだと思います。私自身、今までの人生で習い事や部活・サークルなど色々挑戦してきていて、今でもそうしています。一眼レフも、偶然が重なって見つけた趣味のひとつです。
やりたいことがないのであれば一旦自分でお金を稼いで、余裕ができたら考える、でもいいと思います。あとは興味があること周りに言っておくと、それに繋がるチャンスが巡ってくる確率が高くなるかもしれません。
“自分を愛すること”とは?ー“自分の好きなことをする”
岸本さん 難しいですけど自分の好きな服を着る、メイクをする、好きなものを食べる…そんなことでも十分だと思います。日本にいた時は私も自己肯定感低い方でしたが、高めようと思っても簡単に高くならないです。
遠くの目標立てず、日々好きなことを一つずつやってくことが、自分の愛することに繋がるのではないでしょうか。
まとめ
岸本さんの今後の目標は、「得意なことと好きなこと、二軸で生活できるようになりたい。今も比較的自由ではあるけど、場所を選ばずに生活できる力ほしい」とのことです。
貴重なお話を聞かせてくださった岸本さん、ありがとうございます!
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