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【HSP気質と高校生活】自分の過ごしやすい環境を整えるポイントとは?

学校生活には、さまざまな人間関係があります。繊細だったり、優しすぎるといったHSP気質をもつ高校生のみなさんにとっては、ストレスを抱えやすくなるのも事実です。とくに4月は新学期や入学で環境が変わるため、疲れやすいと感じている方もいるのではないでしょうか?

そこで、学校生活で過ごしやすい環境を整えるにはどうしたら良いのかを知って、自分にとって快適な環境を見つけてみましょう!

HSPとは?理解してメリットに変えよう!

HSPは、深く情報を処理する、感受性が強い、些細な変化に敏感に反応するといった特徴があります。HSPには4つの種類があります。その中で自分に当てはまる気質を理解することで、メリットに変えることもできます!

以下の記事でHSPについて説明していますので、「自分はHSP気質なのかな?」と思ったことがある高校生のみなさんはぜひ読んでみてください!

学校生活の“人間関係”

HSP気質をもつ人には、多くの情報を敏感に感じるという特徴があります。たくさんのことに気づくのはとても優れた気質である一方で、ストレスを感じやすい傾向があります。特に、人間関係。

学校生活ではさまざまな人間関係が構築されていますよね?友達、隣のクラス、部活の先輩、後輩、先生などなど。その中には合う人間関係、合わない人間関係があって、ちょっとしたことで悩んでしまうことも多々あるでしょう。

人間不信に陥った私は…

私は、中学・高校生の時に人間不信に陥りました。

特に高校生活では、自分から人を避けて、お昼休みの時間には1人で誰にも見つからない屋上付近の階段に縮こまったり…。人目を気にせず1人でいられる場所をひたすら探していました。

考えすぎてしまったり、人からの情報を敏感に感じてしまうために、人間関係で悩むことが多かったのです。私が自分がHSP気質であると知ったのは22歳になってからでした。

HSP気質が過ごしやすい環境を整える『5つの方法』

どんなに繊細な学生でも、学校生活を過ごしやすい環境を整えることができます!

私はその方法を知らなかったために、今思うと、学校生活や人間関係をもっと楽にできたと思っています。そして、自分の気質と環境を整える方法をもっと早く知っておけば、アルバイト先や社会に出ても、あらゆる場面でひどく苦しむことはなかったでしょう。

①自分を守ってくれる存在

人間関係がストレスの要因になりやすいのは事実です。しかし、自分を守ってくれるのも人間関係です。HSP気質をもつ方は、自己肯定感が下がりやすく、周りに合わせようと努力します。

だからこそ、見守って、助けてくれる存在は大きな支えの力です。学校の友達や先生に自分の気質を知ってもらって、相談したり、支えてもらえるように工夫すると過ごしやすくなります。

②外で体を動かす

運動をすると気持ちがスッキリします。なぜなら運動によって、脳のストレスが軽減し、高揚感を生み出すからです。

自分が運動している時を思い出してみてください。「あの子どう思ってるのかな?」といった人間関係を考えることは少ないでしょう?一緒に運動をしてくれそうな友達に声をかけて、自分から自分らしくいられる運動の時間を作ることは効果的です!

③自然を楽しむ

自然に人間関係は影響しません。例えば、風を感じたり、匂い、景色を楽しむ時間はあなただけの特別な時間です。遠くの山をみて綺麗だなと感じたり、雲の動きを眺めたり、葉っぱの動きを眺めたり…楽しみ方はたくさんあります。

さらに1ランクアップする方法が、“遠くを眺める”方法です!遠くの景色を眺める方法は心の治療法として存在します。ぜひ、遠くの景色を眺めて、どんな風に思うのか感じてみてくださいね!

④鼻で深呼吸をする

息を吸って長い時間かけて吐ききる。深呼吸は神経を安定させます。

学校生活でも深呼吸をしてみましょう。大げさに深呼吸しなくても静かに、息を吸って長い時間をかけて鼻から息を吐くようにしてみると効果が期待できます。鼻で深呼吸することで、普段から呼吸を大きく広げやすくなります。鼻で静かに深呼吸するのは、学校生活でも自然に取り入れられます。授業中や休み時間に取り入れてみましょう。

また、体を伸ばすのも効果的です!手を組んで空に向けてグーっと伸びる。これをしている時にはネガティブ思考が働かないという研究結果も出ています。体を伸ばして気持ちよさを感じてみてくださいね!

⑤自分に意識を向ける

HSP気質の方は、周囲の環境にとても敏感で、些細なことでストレスを積み重ねて疲れてしまいます。学校生活の中でも自分に意識を向け、人間関係や周囲の情報に意識が向かないようにするのも効果的です。学校生活から自分に意識を向ける癖がつけられたら、社会での人間関係にも役立ちます。周囲に意識を向けるのではなく、自分の心に意識を向けてみましょう。

最後に

今回は、HSP気質をもつ学生さんへの“過ごしやすい環境を整える5つの方法”をお伝えしました。学校でもできる方法は他にもたくさんあります!ぜひ、自分に合った方法を見つけてみてください。本や、 Instagramなどの SNSにも掲載されているので、調べてみて日常に取り入れてみてくださいね。

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  1. クボ

    コメント失礼します。現在高校2年生です。私は、ずっと前から自分が疲れやすいなどおかしいなと思って調べたところ、HSPというのに出会いました。Google等でHSP診断をすると可能性「中」と診断されます。親にはまだ相談してません。なかなかタイミングを見つけることができず、またどのように相談したらいいか、とくに、相談して何か言われるのではないかと恐れています。最近学校生活も辛くて寝てる時に自然と涙が出てる時もあります。何か私にアドバイスありませんでしょうか。

    • うたうた

      コメントありがとうございます!ライターのうたです。返信が遅くなってしまってすみません。

      親に相談するのも怖いですよね…私も精神病棟に入れられそうに感じた時があり怖かったです。そのため中学から酷い状態だったものを治し始めたのが21歳以降になってしまいました。
      学校が辛い、自然と涙が出るなど、症状をお聞きすると悪化しているように感じます。

      まずは“休む”これが今一番必要だと感じます。
      休みながら、自然を体感したり、空の遠くを見たり、布団でとにかくくつろいで頭も休めると良いと思います。
      HSPの方は情報量が多いと、脳が疲れやすくなるのですが、これは仕方ないことです。

      また、病院に行く場合には心療内科に該当します。普通の内科ですと後々酷くなった際に国の認定が出ません。(診断書が出せないため国の援助が受けられない。)心療内科でもすぐに治るということはないので、継続して受診するのがオススメです!
      自分に合った生活や薬を提案してもらえるとベストです。

      両親に具体的なことを言いにくければ、「この頃疲れがひどくて心療内科に行きたいんだ。」と言って、許可を得られたら良いと思います。

      最近、心療内科に通う人は増えているので深刻に考える必要はありません(^^)

      ぜひ、“休むこと”と心療内科の受診を検討して、自分に合った生活を選択してみてくださいね。

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