旅人の服の選び方!アウトドアブランドがおすすめ【旅のみちしるべ】
旅に出る際に悩ましいのが服選びです。荷物の量が限られているので、可能な限り、服の持ち込み量を減らさなければなりません。
しかし、長期間の旅になると、真夏の地を歩くこともあれば、氷点下の地に滞在しなければならないこともあるはずです。それでいて、旅先でまともに洗濯できるかどうかもわかりません。
そこで本記事では、旅に出る際の服のおすすめの選び方について紹介していきます。僕の体験談を交えながら紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
旅人は登山家の服装を真似れば良い
まず結論から言うと、旅人は登山家の服装を真似るのがおすすめです。そして登山する際の服装の基本は、重ね着にあります。なぜなら登山は、標高によって気候条件が大きく異なるためです。
重ね着を具体的に説明すると、①ベースレイヤー、②ミドルレイヤー、③アウターレイヤーの3種類の層が存在します。ベースレイヤーは肌に直接触れるウェア、ミドルウェアは中間に着る保温着、アウターレイヤーは防水防風防塵機能を備えたウェアだと考えてください。
そのため、最低でも3種類のトップスが必要になるということです。例えば僕は以下のように服を設定しています。
ベースレイヤー:Tシャツ
ミドルレイヤー:ダウンジャケット
アウターレイヤー:レインウェア
これであれば、大体の季節に対応可能です。例えば春・秋だったらTシャツとレインウェア、夏だったらTシャツだけで、冬だったらダウンジャケットを着込みます。
以上のように、重ね着を用いて体温を調節するのが登山家の服装の基本です。これは旅に出かける際にも非常に参考になるのではないでしょうか。
服の枚数は洗濯の頻度による
ミドルレイヤーやアウターレイヤーは、毎日のように洗う必要はないと思います。一方で、Tシャツや靴下などの下着類は、ある程度の頻度で洗濯する必要があるでしょう。
一般的には2日から4日の頻度で洗濯する旅人が多いようです。なお、僕はTシャツなどの下着類は4枚持ち込んでいるので、洗濯の頻度は3日に1回のペースです。
また、ボトムスに関しては1本から2本持ち込む人が多いようです。ちなみに僕は、2週間程度の旅だったら、機能性の高いボトムス1本でなんとか乗り切ります。
服を選ぶ際の基準は機能性
服を選ぶ際は、まず機能性を重視すべきです。
特に防水性と透湿性は、旅の快適度を大きく左右します。例えば雨季の東南アジアだと毎日のようにスコールが降りますし、日本でもゲリラ豪雨はしょっちゅう発生します。
そのため、耐水圧が20,000mm以上、透湿性が10,000g/㎡以上のレインウェアが欲しいところです。なお、防水素材として有名な「ゴアテックス ファブリックス」(公式サイトリンク)の耐水圧は50,000mm以上、透湿性は25,000g/㎡以上です。ということで、ゴアテックス素材のレインウェアであれば、基本的に問題ありません。
また、冬の快適度を左右する保温性については、ダウンジャケットの場合だとフィルパワーを指標にするのがいいでしょう。一般的に700フィルパワー以上が「高品質」だとされていますが、氷点下にも耐えるのであれば最低でも800フィルパワー、できれば1,000フィルパワーが欲しいです。
ダウンジャケットを購入する際は、フィルパワーを参考にしてみてください。
旅のプロは、g単位の重さにこだわる
また、軽量性も重視すべきです。特にアウターは、カバンの中に入れて持ち運ぶことがあるため、可能な限り軽くしておきたいところ。
具体的な目安を言うと、ミドルレイヤーとアウターレイヤーの2枚合わせて、最低でも500g以下に抑えたいです。また、ボトムスも、1本あたり200g以下に抑えられるといいですね。
ちなみに僕は「Light & Fast」をコンセプトに掲げるmont-bell(公式サイトリンク)が好きで、以下のように服を選んでいます。
ベースレイヤー:UPF50+吸汗速乾Tシャツ(無印良品)
ミドルレイヤー:プラズマ1000 ダウンジャケット(mont-bell)
アウターレイヤー:レイントラッカー ジャケット(mont-bell)
ボトムス:レイントラッカー パンツ(mont-bell)
特にプラズマ1000 ダウンジャケットは非常に強力で、1,000フィルパワーでありながら、平均重量が130g(Mサイズの場合)です。それでいて価格が3万円を切ります。
機能性の高いウェアを購入するのであれば、mont-bellを始めとしたアウトドアブランドで選ぶのがおすすめです。
靴はゴアテックスがおすすめ!
靴は、やはりゴアテックスが搭載されているものを選ぶといいでしょう。各メーカーでゴアテックス搭載のスニーカーが必ず販売されているので、それを選ぶのがおすすめです。最近だと、ニューバランスの人気シリーズである996のゴアテックスモデルが販売されています。
やはり、雨の強い日になると、ゴアテックスの靴が必要です。僕も、靴の中が濡れていく感覚がとても嫌いでした。しかも靴は、中々乾くものではないので、やはり最初から"濡れない靴"を履くのが手っ取り早い。ということで、少々値が張りますが、ゴアテックスが搭載された靴を購入するのがおすすめです。
ちなみに僕は現在、ニューバランスのウォーキングシューズである880のゴアテックスモデルを利用しています。ただし、デザイン性を個人的に微妙に感じているので、次はSalomonのゴアテックスシューズを購入する予定です。
旅人がファッションを楽しむには?
こうして、服の枚数を制限したり、機能性を重視したりすると「旅人はファッションを楽しめないの?」という声が出てきます。結論から言えば、決してそんなことはありません。限られた服の中で、ファッションを楽しむ方法はあります。
おそらく機能性を追求すると、アウトドアブランドに行き着くはずです。
そして近年のアウトドアブランドは、タウンユースでも使えるぐらいのデザインに仕上げていることが非常に多くなっています。例えば「ザ・ノースフェイス」や「アークテリクス」は、れっきとしたアウトドアブランドですが、おしゃれ目的で購入する人が多いですよね。
やはり、カラーリングをビビットなものにしてしまうとアウトドア臭が漂ってしまうので、黒やネイビーなどの落ち着いた色を選ぶのがポイントです。具体的には、モノトーンカラーかアースカラーをベースにするのがいいでしょう。
また、ボトムスは黒かインディゴ(デニム)が無難です。黒かデニムのボトムスであれば、大抵のトップスで合わせられます。
ただしこれだけだと地味になりやすいので、僕がおすすめするのは、いっそのこと靴を派手なものにするということです。モノトーンコーデにカラフルなスニーカーを入れれば「脱・無難」が実現することでしょう。
【さいごに】UNIQLOでも大丈夫!
快適な旅を実現させるには、服選びが非常に大切です。どんな機能の服をどれだけ持ち運ぶかが、旅の快適性を左右します。
僕の個人的な経験だと、mont-bellの「プラズマ1000 ダウンジャケット」には非常に助けられました。このダウンジャケットは、圧縮袋に入れると、本当にコンパクトにまとまってくれるのです。
11月から12月初めまで沖縄に滞在していたのですが、それから東京に戻ってきた時に、あらかじめ圧縮袋に入れておいた「プラズマ1000 ダウンジャケット」を着ることで、冬の東京を凌げた経験があります。
また、最近はUNIQLOや無印良品でも、機能性に特化したウェアを充実させています。ぶっちゃけ、UNIQLOの製品だけで旅の服装を準備できるはずです。そうすれば服の合計金額を3万円ぐらいに抑えられるので、お金のない若者でもなんとかなります。
自分なりに工夫して選んで、自分に合った機能性のウェアを身にまとい、自分作りの旅に出掛けてみてはいかがでしょうか。
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