【大学に入って初めて分かったこと】授業の取り方、人間関係など、高校生活とどう違うの?
今回は、私が大学生になって初めて分かったことを紹介します。
これから大学生になる皆さんにとって、大学生での生活を想像する参考になれたら嬉しいです。
目次
授業の形式
授業は、基本的に大講義か少人数で行われる二つのパターンに分かれます。
少人数クラス
大学によって多少異なりますが、小人数で行う授業は比較的高校までの授業と似ています。大体30人から10人程度のクラス展開があります。私の大学では、必修科目の英語といった言語の授業やゼミが少人数で行われています。授業形式も高校までと似ていて大きな違いはありません。
大学では大人数で行われる講義が多く、少人数クラスではみんなと顔見知りになれるため、友達を作る機会にもなります。また、大講義とは違って先生と生徒同士でのコミュニケーションが活発に行われるので、和やかな空気感があります。
個人的に、課題が出されることが多い授業でもあると思っています。言語の授業では小テストが行われたり、スピーチやプレゼンを準備したりなど、場合によっては少し大変かもしれません。しかし、特にスピーチやプレゼンはとても良い経験になります。この少人数クラスだからこそ、挑戦することができるし、皆が私たちと同じように初めてのことなので、あまり恐れず楽しみながら学んでみてください!
大講義
大講義は、100人単位で一斉に講義を受けるので、はじめは少し緊張するかもしれません…
先生が教壇に立ち、マイク等を使ってひたすら話し続けます。黒板を使う先生はめったにいません。プロジェクターを使ったり、事前に資料を配布したりして講義を進めます。資料は「必要なら自分で事前に印刷してきてね」という先生が多いかなと感じます。たまに授業が始まると全員に資料を配布してくれる先生がいてとても助かるので全員そうなってくれたらいいのに…といつも思っています(笑)
講義中は、どんなに話を聴いていなくてもスマホ触っていても、ほとんど見逃されます。出席確認をしない先生もいます。そのため、講義に参加するかしないかは、全て自分次第です。ただ、毎週課題を出したり講義終わりにその場ですぐ提出しなければならないものがあったりするので、講義にきちんと参加することをお勧めします。もちろん講義に参加することは当たり前ですが!(笑) 必修科目は絶対に単位をとりましょう。
アドバイス:授業は6月までは休まずに通ってみる
「自分のことは自分で責任をとる」ことが当たり前の大学では、友達や周りの人に流されず自分の判断で物事を進めることが大切だと考えています。私の友達は、初めは講義に参加していたのにだんだんその友達同士で休むようになり、提出物も出さなかった結果、単位をもらえなかった授業がいくつもありました。
私は、大学に通い始めたとき、学校に行くのが面倒くさい、行きたくない、と思って休んでしまおうかと考えていました。ですがそんなときに、ひとりの先生が「大学一年生の6月まで、まず学校に来て出席することができたらこの先の心配は必要ない」と話してくれたことがきっかけで、以前ほど学校が大変だと思うことがなくなりました。
つまり、大学一年生の6月ごろまでに出席数が減ってきた生徒と、通常通り出席できている生徒を比べたときに、出席できている生徒のほとんどが大学を卒業することができていることが分かっているそうです。一方で、出席数が減った生徒のほとんどが、留年したり退学したりする場合が多いそうです。
だから、皆さんも大学を入学してから6月まではさぼらないようにしよう!と心がけてみてください。たった2〜3か月だけで良いので自分を励ましながら頑張りましょう!
履修登録
履修登録はとっても大事です!!
履修登録は、簡単に言うと自分で今期の時間割を決めるようなものです。しかし、ただ自分が受けたい授業を選ぶだけではありません。卒業要件を確認し、その項目に当てはまるよう上手に調整していくことが必要になってきます。また、「必修科目」というあらかじめ履修するよう大学側から指定されている科目があり、それらは必須で登録されています。
大学一年生の間は、自分が履修したい科目を選んでいけば、自然に卒業要件を満たすと思うので考えすぎず、自分が興味のある科目を選んでください!
履修登録で工夫したこと
私は、朝が苦手ということに加えて家から学校までの距離が遠かったので、なるべく1限を避けて履修登録しました。
「全休」の日を作って週に4回だけ学校に行く友達もいて、自分の都合に合わせて時間割を組み替えられる点は大学生ならではの特権だなと思います。
注意しておくべき点として、必ずしも自分が組んだ履修登録通りになるとは限らないということが挙げられます。特に人気の講義は定員数を超えてしまうため、抽選になることがあります。私は韓国語の授業を選択していたのですが、とても人気だったため抽選になり、履修することができませんでした。
履修登録のコツ-自分に合う講義形式・評価方法
大学の試験や評価方法は、講義ごとに形式が異なります。
例えば、①期末試験がない代わりに毎週レポートの課題を出して評価する講義、②課題を一切出さず出席も取らず期末に大きな課題を出して評価する講義、③試験一発勝負の講義があります。大講義が良いのか、少人数での授業が良いのか、講義形式が良いのかなど、様々な選択肢があります。
シラバスに書かれている内容を確認して、自分に合っている講義形式・評価方法を検討し、履修登録のとき参考にしてみてください!出席回数もとても重要です!!
大学生活で感じた、高校との違い
担任の先生・クラスメイトがいない
私が大学生活を過ごしている中で最も寂しいと感じることは、担任の先生とクラスメイトがいないことです。大学はクラスというものが存在しないので、それに伴い高校までは当たり前のようにいた担任の先生がいません。一応語学の授業などで少人数のクラスはありますが、やはり高校までのクラスより距離感は遠く感じ、1週間に1〜2回しか顔を合わせることがありません。
大学は常に自由ですが、高校までのクラスや担任に少し縛られていた感じも悪くないなと思いました…自分のことをよく知ってくれて気軽に頼ることができる大人がいないのは少し不安になりますが、それも大人になるということなんだなと実感します。
大学ごとに相談センターや学習サポートセンターなど、学生のための様々な設備があるので、とてもおすすめです。親身になってサポートしてくれますし、いつも笑顔で迎えてくれるので気軽に尋ねることができます。私の大学では、就活のときはそこでお世話になる生徒がほとんどだと聞いています。担任がいない寂しさはありますが、ここでは安心できるような気がします。
自分が興味のあることを中心に学べる
高校までは形が決まっていて、みんな同じ内容を半強制的に学ばされるシステムでしたよね。大学の講義は思ったより堅苦しくなく、映像作品から学んだり推しについて専門的な視点で考察したり、私たちにとって身近なものに触れる機会が増えるので新鮮で面白いです。
交友関係は積極的に行動することがおすすめ
クラスがないことはもちろん、行事もほとんどないので結果的に友達付き合いが薄くなってしまいます。私も含め、みんな一定の友達か一人で行動することが多いようです。サークルに入れば交友関係を広げることができますが、なんと今は周りでサークルに入っていない子のほうが多い印象です。
それでもやはり、サークルに入ることを強くお勧めします!!
サークルに入ることで先輩後輩の関係を築くことができますし、普段なら関わることがないであろう他の学部の友達を作ることができます。それだけでなく、サークルの活動が「学チカ」となり就職活動でのアピールにつながるかもしれません。いろんな可能性を秘めているので、是非見学だけでも参加してみてください。
服のレパートリーに困る
高校まではほとんどの学校で制服がありましたが、大学ではほとんどの場合私服になるので、いきなり服のレパートリーがなくて困ることが大学一年生のなかで大きな悩みの種となります。私の周りはみんな「もう服がない」と嘆いているほど結構ここで足を引っ張られます(笑)
そのため、最初は少し大学生らしくおしゃれしたり大人っぽく着飾ったりしていても、どんどんラフな格好になっていきます。安くてかわいいサイトが沢山あるので、自分でバイトして稼いだお金で少しずつ服を増やしていくのも楽しいかもしれません!
大学生は人生の夏休み-楽しく自分らしく過ごそう!
ここまでの話を聞いてくださった方からすると、大学生はとても大変そうと思われるかもしれませんが、実は「大学生は人生の夏休み」といわれているのです!
大学生はなににも縛られることなく自分らしく過ごすことができるので、皆さん次第で可能性は無限に広がります。そして何より、授業数が少なく、自由時間が今までにないほど沢山あると感じるようになるはずです。おそらく、社会人になったら大学生のように時間に余裕を持つことは難しいでしょう。
この貴重な大学生時代を、皆さんがそれぞれ好きなように過ごしていただけたら幸いです。一緒に頑張りましょう~!
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