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【音大の進路】元音大生おすすめの進路3選!安定した就職先とは?

音大から就職というと、演奏家や指揮者などのミュージシャン以外は無理と思われる方も少なくないはず。

ですが、音大で学んだ専門的な知識とスキルは演奏に限らず、幅広い分野で求められています。

今回の記事では、就職のハードルで音大進学に踏み出せない10代に向けて、安定性の高い就職先をピックアップして紹介していきます。

1.音楽隊

自衛隊には、陸海空のいずれにも音楽隊があります。公の場で演奏するシーンが多く、国民的な行事やイベント、国際的な式典など多岐に渡る活躍をしています。音楽隊で働くことは、音楽家として働けると同時に、さまざまな経験やスキルを身につけることができます。

音楽隊の仕事内容は、演奏活動だけではありません。楽器の修理や整備、オリジナル曲の作編曲、演奏会の企画運営、音響などさまざま。また、自衛隊の訓練に参加することもあります。音楽家と同時に自衛隊としての側面を持つ音楽隊は、演奏スキルだけでなく、チームワークやリーダーシップなど多彩な能力を身につけることができます。演奏家になりたい方、自衛官への憧れがある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

求められるスキルと向いている人

音楽隊は、楽器演奏や音楽理論などの専門性の高いスキルがあることを求められます。また音楽家である以前に自衛隊なので、チームワークや集中力、忍耐力、柔軟性なども必要です。一般的な音楽家とは異なる点も多く、常に新しいことに挑戦する姿勢が重要な仕事となります。

2.音楽団体の運営

コンサートなどを運営する音楽団体は音大生に人気の就職先の一つです。音大で学んだ専門性を活かせるのはもちろんマネジメント、広報・宣伝などの分野でキャリアアップが可能です。音楽団体はコンサートやイベントを開催することが多く、多くの人々に音楽を届けることができるやりがいもあります。

求められるスキルは音大で学んだ専門性、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力、チームワーク、問題解決能力などさまざま。音楽団体では音楽活動に関わるだけでなくイベント企画・制作、広報・宣伝、チケット販売など多様な職種があります。

音楽団体には、オーケストラや合唱団、アカペラグループなどさまざまなジャンルの団体があり、それぞれ運営方針などが異なります。音楽好きな方、音楽団体の運営に興味のある方は音楽団体を考えてみることをおすすめします。

求められるスキルと向いている人

音楽団体は、音楽業界や音楽の歴史など音楽関係のさまざまな知識が必要です。そのため、業界や音楽の歴史に詳しいと就活が有利に進められます。また、企画運営や広報などさまざまな仕事に携わることが多いため、柔軟な対応ができる人が重宝されます。

3.音楽療法士

音楽の持つ人を癒す力を利用した治療方法が音楽療法です。音楽療法は音楽を介して身体や心の治療を行う方法であり、精神科やリハビリテーションなど、様々な場面で活用されています。

音楽療法士は、音楽を利用した治療を専門に行う専門家です。音楽に関する知識や技能と同時に、医療に関する知識も求められます。患者の心身の状態に合わせた音楽を選曲する能力や、患者とのコミュニケーション能力などさまざまなスキルが必要です。

音楽療法士の仕事は患者の症状を理解して適切な音楽を選曲して演奏したり、患者と共に音楽を演奏したりするなどさまざま。音楽療法士は患者のストレスを減らし、心身の状態を改善するお手伝いをする仕事です。

音楽療法士になるためには国が指定する資格試験受験認定校へ入学し、国家資格である音楽療法士の資格を取得することが必要です。道のりは長いですが、音楽を通じて人の役に立てる社会貢献できる仕事と言えます。

音楽を通じて人々のストレスと向き合う音楽療法士の仕事は、社会にとって重要な役割を果たしています。音楽の持つ力を信じている方や人の役に立ちたい方は、音楽療法士を検討してみてはいかがでしょうか。

求められるスキルや向いている人

音楽療法士は、音楽を通じて人々の心身の健康を支援する仕事です。そのため、音楽に対する情熱や愛好心が必要です。またカウンセラーである以上、患者とのコミュニケーションが欠かせません。コミュニケーション能力が高く、患者の声に耳を傾けることができる人材が求められます。

まとめ

今回の記事では、音大生の就職先の一例を紹介させていただきました。

一般的に就職が難しいと言われる音大ですが、音大生には専門性や演奏スキルなど強みも多くあり、それらを活かすと就活を有利に持っていくことができます。普段は音楽系の求人をしない企業でも、方針が変わって音大生の力を必要とする場合もあります。

アンテナを高く張り、自分の能力を発揮できる就職先を探しましょう。

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