【ベトナム・ダナン】日本の飲食文化をベトナムに「OJI Yakitori」オーナーDucさんインタビュー
こんにちは!ベトナムの寺内です。
私が住むダナン市にある「OJI Yakitori」は炭火で焼き上げた本格的な焼き鳥をはじめ一品料理も美味しく、しかもお手頃価格の人気店です。お店の雰囲気も日本の居酒屋のようで、もしかして日本人経営?と思う方も多いかもしれませんが、こちらはベトナム人オーナーシェフ経営のお店なのです。
今回みなさんにご紹介するのは、日本への留学をきっかけに、現在ベトナム・ダナンで「OJI Yakiytori」を経営されているDucさんです。
日本留学や焼き鳥店を始めたきっかけなど、学生の皆さんの参考になるお話を聞いてきました!
目次
Cao Huynh Duc(カオ フイン ドック)さん
1997年生まれ、ベトナム・ホアビン出身。
日本での飲食店経験を積み、現在ベトナム・ダナンにて「OJI Yakitori」を経営。
“日本の味”にこだわり、自家製焼き鳥だれや自身で炭焼き台を設置するなど、日本で培った経験を元にさまざまな日本食メニューを提供しています。
日本での経験
──日本へ留学したきっかけを教えてください。
Ducさん 元々日本の文化、特に食事に興味があり留学を決めました。早稲田EDU日本語学校横浜校(現:令和国際日本語学院)で日本語を勉強しながら飲食店でアルバイトをしていました。
──日本へは何年間いましたか?
Ducさん 2017年から2021年の約5年間を過ごしました。
──日本ではどんなアルバイトをしましたか?
Ducさん 日本に来たばかりのときはまだ日本語が上手ではなかったので、学校から紹介された神奈川県川崎市にある水産工場でアルバイトを始めました。そこで一緒に働いていた日本人の方々に可愛がってもらい、寿司店でのアルバイトを紹介してもらいました。厨房の経験を積み、その後焼き鳥専門店、沖縄郷土料理店、そば屋、家系ラーメン店などいくつかの飲食店で働きました。
地元ダナンで焼き鳥店開業
──ダナンで焼き鳥店「OJI Yakitori」を始めたのはなぜですか?
Ducさん 日本にいた頃にクラスメイトに紹介されて働いた焼き鳥店がとても楽しく、雰囲気も好きだったので、ベトナムに帰ったら同じような店を開きたいという夢を抱くようになりました。
そしてベトナムに戻り、地元ベトナム人にも日本の飲食文化を気軽に体験してほしいという思いから、比較的低価格で焼き鳥屋や一品料理、お酒が楽しめる「OJI Yakitori」を始めました。
──自分でお店を始めてみて、大変なことは何ですか?
Ducさん 日本人のお客さんも多く訪れてくださいますが、日本語が難しいですね(笑)なかなかうまくコミュニケーションが取れないこともあります。
日本や海外へ留学を迷っている学生へ
──Ducさんのように海外へ行きたい学生にアドバイスはありますか?
Ducさん 地元や自国から離れて新しい場所に行くことは自分にとって新しい学びや成長に繋がると思います。私は日本で学び、成長できたと思うので、日本に感謝しています。
“自分を愛する”とは?
Ducさん “家族を愛すること”です。私は私の家族や親戚、周囲の人を幸せにすることをいつも考えています。
まとめ
「今後はさらに店舗展開や、おでんと焼き鳥を組み合わせた業態などにも挑戦したいです」とDucさん。ちなみに店名の「OJI」の由来は焼き鳥の名店が多い“王子駅”からだそう。
プライベートでは一児の父でもあり、日中はお店の仕込みなど、仕事に育児に日々奮闘されています。
ダナン滞在で日本食が恋しくなった方はぜひ、Ducさんのお店を訪れてみてくださいね。
OJI YAKITORI 店舗情報
- 住所:93 Hoàng Kế Viêm, Bắc Mỹ Phú, Ngũ Hành Sơn, Đà Nẵng
- 電話:+84 849 994 488
- 営業時間:17:00~0:00、不定休
- Google Maps
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