学生総合保障制度②学生総合保障の加入って本当に必要?
学校に入学すると学生総合保障制度(学生総合補償制度、学生総合保険などとも)に加入をお勧めされます。学校からすすめられることもあれば、ポストに投函されていたり…。学資保険と間違いやすいのですが学生総合保障制度は「学生の時しか入れない」とてもお得な保険なんです。
そこで今回はわかりづらい学生総合補償制度に入るべきなのか、、を解説します。
※そもそも学生保障って何?という方は、ひとつ前の記事で紹介しているのでそちらをご覧ください。
目次
案内が届いたけれど…
入学する大学から郵送で「学生総合保障制度」の案内が届いた経験はありませんか?
筆者の元にも入学する前にそんな案内が届いた記憶があります。ちょっと気にはなったけれど、保険ってなんだか面倒くさそうと思い放置した結果、4年間この保険の存在すらも知らないまま卒業をしてしまいました。
そもそも、大学生活において保険への加入はほんとうに必要なのでしょうか?
でも想像してみてください。一人暮らしや自動車でのドライブ、サークル活動やアルバイト、海外旅行など、それまでの生活に比べて行動範囲や選択肢が大きく広がる大学生活。
自由度の高い生活を気ままに楽しむことができる反面、火災や盗難、運転事故、スポーツでの怪我など、様々なリスクに直面する可能性もまたおのずと高くなります。
いつトラブルに巻き込まれてもおかしくない
とはいえ、ほとんどの学生は争いごとや不幸などなく、穏やかに学生生活を終えるのでは?そうお思いの方も多いことでしょうが、油断は禁物です。
「リスク社会」とも言われる現代では、ながらスマホによる運転事故、SNSをめぐる係争、いじめ被害など、インターネットに関連した若い世代の法的トラブルが年々増加傾向にあり、どんな人であろうといつ思いもよらぬ事件・事故に巻き込まれても決しておかしくはありません。
備えあれば憂いなし。それぞれのライフスタイルに合った保険に加入しておくことは、学生生活を謳歌する上で欠かすことの出来ない準備であると言えるでしょう。
半数以上の学生が保険に加入
では、大学生の保険加入の割合は実際にはどの程度のものなのでしょうか?
マーケターのための学生総合研究所『Students Lab』が、各種保険における学生の保険加入率を調査したところ、結果は下記の通りです。
生命保険 約52%
医療保険 約35%
車両保険 約19%
火災保険 約15%
地震保険 約7%
学生生活生協保険 約40%
ペット保険 約2%
その他 約4%
入学時のガイダンスで案内を受けることが一般的になっている「学生生活生協保険」の加入率は約四割と半数近くの学生が入会しています。
学生生活生協保険は学生総合共済なども呼ばれ、「学生総合保障制度」の中の1つになります。
「生命保険」「医療保険」もまた高い加入率となっていますが、これは大学入学以前からすでに家族で契約しているケースも多く反映されていると考えられます。
「火災保険」「地震保険」の加入率は高くありませんが、下宿・学生会館・アパート暮らしをする学生には必要不可欠な保険です。
「学生総合保障制度」では、一人暮らし学生向けのプランに「借家人賠償責任補償」が組み込まれており、借りているアパート・マンションで火災が発生し損害賠償責任を負ったケースでも保険金を受け取ることができます。
いずれにせよ、万が一に備えライフスタイルに応じた学生保険に加入しておくと安心です。
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