旅に必要なお金って、どうやって手に入れればいい?【旅のみちしるべ】
「旅がしてみたい!」
と思っても、旅の資金をどうやって手に入ればいいのかがわからず、結局旅にチャレンジできないケースが見受けられます。
そこで本記事では、実際に国内を旅している私が、資金調達の方法を紹介していきます。
目次
まずはどれくらいのお金が必要なのかを割り出す
資金調達の手段を考える前に、まずはどれだけのお金が必要なのかを算出しましょう。実際に旅していて発生する費用は以下の通りです。
- 宿泊費
- 食費
- 交通費
- 娯楽費
- 通信費
特に旅特有の費用は、宿泊費と交通費でしょう。
宿泊費の場合は、ゲストハウスやホステルを活用すると、1泊あたり1,000円から3,000円程度となり、宿泊費を安く抑えられます。ただし、共有部屋ではなく個室がいい場合は、1泊あたり5,000円は覚悟したほうがいいです。
一方、交通費の場合は、高速バスやLCCを利用することで安く抑えることが可能です。個人的にLCCは非常におすすめで、週末を避ければ東京ー沖縄の航空券が片道4,000円程度で手に入ります。
また、東京から神奈川、神奈川から静岡という感じに小刻みに移動することで、交通費を安くすることは可能です。
以上のように、旅費の見積もり・削減を実施して、1ヶ月あたりどれくらいのお金が必要なのかを算出しましょう。20歳前後の方は、まずは月10万円以下を目標にしてみるのがおすすめです。
資金調達①:一旦、貯金する
おそらく、最もオーソドックスな資金調達方法が、アルバイトや派遣で稼いだお金を貯金することです。
1年のうち6ヶ月は働いて6ヶ月は旅する、というようなケースはよく見受けられます。
学生であれば、夏休みと春休みに旅に出かけて、それ以外の期間でアルバイトするのが一般的です。ただし夏休みや春休みはシーズン真っ只中なので、旅費が全体的に高くなる傾向があることには注意しましょう。
資金調達②:リモートワークで旅しながら稼ぐ
実際に私が実施しているのが、リモートワークで旅しながら稼ぐ方法です。リモートワークができる職種としては以下が挙げられるでしょう。
- ライター
- エンジニア
- 動画クリエイター
- 写真家
- デザイナー
- トレーダー
基本的にはクリエイター系の職種になるかと思います。特にライターや動画クリエイター等の場合、旅をテーマにすることができるので相性は抜群です。
ただし、いきなりリモートワークに挑戦しても、すぐに上手くいくわけではありません。私の場合、大学3年生の10月からライター業を始めて、大学卒業後の5月に旅を開始しました。そう考えると、約1年半の準備期間を設けて実施したことになります。
個人的な経験としても、リモートワークで安定して稼げるようになるまでに、最低でも半年ほどの準備期間が必要です。計画的に実践してみましょう。
資金調達③:カンパ
次に紹介するのはカンパです。最近ではクラウドファンディングが普及しているため、大多数の人々から支援してもらいやすい環境となっています。
カンパを成功させるコツとしては、テーマを決めることと、リターンを提供することが挙げられます。
まずテーマを決めるというのは「この旅で私は〇〇にチャレンジしたい!」というように、旅の目的を明確にすることを指します。このテーマが面白ければ面白いほど、カンパは成功するようになるでしょう。
また、ただカンパをお願いするだけでなく、リターンを提供するのもおすすめです。例えば、「カンパしてくれた人に旅先で撮影した写真集を贈る」というイメージです。
最近は、旅をテーマにクラウドファンディングする若者が増えてきました。そのため、以上の点をしっかり踏まえて、個性的なクラウドファンディングを実施できると、カンパが成功しやすくなるでしょう。
資金調達④:親に頭を下げる
親に頭を下げてお金を支援してもらうのも、立派な資金調達手段です。もちろん、可能な限り自立しながら資金調達すべきですが、厳しそうであれば親からお金を借りるのがいいでしょう。
この場合、どれくらいのお金が必要で、どのようにお金を使っていくかの収支計画はしっかり提示すべきです。
私自身、大学卒業と同時に旅することを告げたら親に反対されましたが、ちゃんとした収支計画を提示することで、納得してもらうことができた経験があります。
親に頭を下げて支援してもらうときは、お金の具体的な使い道を説明できるようにしましょう。
さいごに―資金調達の手段はたくさんある
旅の資金調達手段は実に多様です。
おすすめはしませんが、世界中のカジノで旅費を稼ぐギャンブラーも存在します。また、世界中のクラブでプレイするDJも、実質的には旅しながら稼いでいるようなものです。
本記事では一般的な資金調達手段を紹介しましたが、アイデア次第では様々なアプローチでお金を手に入れることができます。その際は、とにかくアクションを起こすことが大切です。
若者だからこそできるチャレンジを実践してみてはいかがでしょうか。
NEONAVIには、10代の頃に半年間日本を旅した経験を持つ、カメラマンの大野智嗣さんのインタビュー記事もあります。「旅」そのものの参考になるはずなので、ぜひ読んでみてください!
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