• HOME
  • コラム
  • 【音大進学のメリット・デメリットは?】音大が気になる高校生必見!

【音大進学のメリット・デメリットは?】音大が気になる高校生必見!

「本当に音大に進学してもいいのだろうか?」普通科から音大へ進学を検討する学生の方は一度は葛藤するでしょう。

いざ入学すると音大ならではの風習や価値観があり、困惑することも少なくないはず。今回の記事では、音大進学を検討されている方に向けて音大へ進学するメリットとデメリットを紹介していきます。

音大のメリット

①著名な先生に師事できる

音大の先生の中にはクラシック音楽研究の著名人や、テレビ出演される方など幅広い方が在籍。成績が優秀な方や強い要望のある方は、海外の有名な講師のレッスンを受けるチャンスもあります。

②音楽に特化した環境

音大の多くは入学するだけで学内オーケストラに所属できます。有名な先生に師事しつつ、プロ指揮者のオーケストラに入団できる環境は音大ならでは。将来、プロの楽団に入りたい方は音大への入学が一番の近道と言えます。

また、音大の専攻科目は音楽系の科目が大半です。大学によっては指揮や声楽などが必修科目となっている場合も多く、必修科目を履修するだけで音楽に触れられる環境が整っています。

おもにクラシックが中心ですが、民族音楽や音響理論などのマニアックな科目も充実。ジャンル問わず音楽を学びたい方も音大なら十分可能です。

③音楽関係の仕事に就きやす

一般職への就職は難しいものの、スタジオミュージシャンやボイストレーナーなど音大のスキルが役に立つ仕事には就きやすいです。自分の演奏スキルに合った仕事を見つけられると、内定率が高まります。

音大のデメリット

①就活のハードルが高い

音楽の専門機関である音大にはキャリアセンターや教務課すら無い場合があります。一般企業に就職したい方は、就活イベントやエージェントなどを駆使して自分で職を探すしかありません。

また、面接に行っても音大生は「音大って何を勉強するの?」と人事の方に聞かれてしまうほど認知されていません。なんとなくで音大を選んでしまうと、就活で後悔することも多いです。卒業後に何になりたいか決めてから入学しましょう。

②費用が高い

一般の私大以上の学費に加えて短期留学の積立金などの費用が加わり、4年間でおよそ1000万円と言われています。更にヴァイオリンなど高価な楽器の購入費がかさむので、費用面のハードルが特に高い大学です。

③音楽系以外の科目が少ない

ロシア音楽史や作曲理論などの音楽系の科目は力が入っているものの、音楽以外の科目は充実していません。例えば、体育は腕をケガすると楽器が弾けない恐れがあるので柔軟運動のみ。また、教室運営やフリーの音楽家になってから必要な経営学や経済学などの科目はほぼ無いので、自力で勉強する必要があります。

④アルバイトがあまりできない

音大に入ると、課題曲と宿題をストイックにこなす日々が待っています。生活費が苦しくてもアルバイトに割く時間が無いので、実家の収入が高いほうが有利と言わざるを得ません。

もしアルバイトをやりたい場合は、テーマパークや結婚式の演奏がおすすめです。音大生を積極的に採用してる企業も多く、シフトもある程度柔軟に入れられます。

まとめ

今回の記事では、音大のメリットとデメリットを紹介させていただきました。音大に向いている方を一言でいうと「音楽以外を全て自分で何とかできる人」です。演奏の細かい表現技法やマニアックな知識は手に入りますが、生きていく上で必要な知識はあまり教えてくれません。

ですが、音楽漬けの生活や音楽仲間など得られるものが多いのも事実。人と違う人生を歩みたい方、実家に余裕のある方でしたら音大へ進学しても後悔しないと思います。

この機会に音大への進学を検討してみてはいかがでしょうか?

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA