SNSで出逢った人が私の人生に与えてくれたこと・SNSにおける人間関係
皆さんは、SNSで交友関係をつくりたいと思ったことはありますか?もしかしたら、身近にいる人がSNSを通して出会った友達と遊んでいるのを見て羨ましいと思ったことがあるかもしれません。
実は、SNSで自分と考えや価値観が同じ人と出逢うことは、そこまで難しいことではありません。私は、SNSで出逢ったことがきっかけで、今では親友といえる関係になった人や、直接顔を合わせることはありませんが、ずっと心の支えになっている人がいます。
今回は、SNSにおける人間関係を主に、出逢ってからどのようにして今の関係に至ったのか、私が経験したことを基にお話しします。
目次
事例1-推しがきっかけで親友になったゆきちゃん
私がゆきちゃんと出逢ったきっかけは、インスタグラムです。羽生結弦さんを応援していたので、同じ目的の人と繋がるためにアカウントを作っていました。いわゆるオタク垢です。
ゆきちゃんとは少し特殊な出会い方で、初めてDMをした日に対面しました。元々お互いフォローはしていたのですが、それまで一度も会話をしたことがありませんでした。
その日は、アイスショーが開催されていました。ゆきちゃんがインスタグラムのストーリーで「今日現地にいる人!」とアンケートを取っていました。私が反応すると、すぐに返信が来て終演後に会うことになりました。初めて会うので、さすがに待っている間は少し緊張しました。しかし、いざゆきちゃんと顔を合わせてみると、すぐに打ち解けて話も弾みました。用事があるとのことで、何枚か写真を撮って10分もしないうちに解散しました。これが、ゆきちゃんとの初めての出逢いでした。
それから、DMで沢山話すうちに考え方や価値観が似ていることに気づきました。ゆきちゃんはわたしより3つ年上でしたが、ラフに接してくれたおかげで年齢差を感じませんでした。それ以降、フィギュアスケートの試合は必ず連番するようになり、プライベートでも頻繁に遊ぶようになりました。家族にゆきちゃんのことを話したり、実際に家に招待したりして、家族ぐるみで関わるようになりました。
与えてくれた影響-お互いの進路を支え合う関係に
私生活においてゆきちゃんが私に与えてくれた影響は、主に進路のことです。当時、ゆきちゃんは大学生、私は高校生でした。そのため、普段から大学受験やサークル、単位取得について話を聞いていました。
私が高校3年生になると、大学受験に向けて忙しくなりなかなか会えない日が続きましたが、常に応援してくれました。”合格したら一緒にやりたいことリスト”を作成したり、志望理由書に羽生結弦さんのことを書いていたので、ゆきちゃんから意見をもらったりしました。
私が受験に合格してひと段落した次は、ゆきちゃんの就活が待ち構えていました。私がゆきちゃんのためにできることは限られていましたが、ゆきちゃんの力になれることならなんでもやろうと常に協力体制でした。ゆきちゃんから進路決定の報告が来たときは、本当に心から嬉しかったです。私の家族も一緒に喜んでいました。
今でも定期的に合って近況報告をしています。
事例2-悩みを打ち解ける関係になったなーちゃん
なーちゃんも、羽生結弦さんのオタクアカウント同士で繋がりました。初めは、なーちゃんのツイートが大好きで密かに仲良くなりたいと思っていたのですが、なかなか勇気が出ませんでした。
ある日、同じ世代でつながっているみんなでインスタのリア垢(プライベートで使うアカウント)を交換しようということになり、なーちゃんが声をかけてくれたのです!インスタを見てみると、美人さんで投稿もお洒落でした。
少ししてから、サブ垢でも繋がり、よりリアルなお互いの日常を共有するようになりました。お互いのストーリーに反応したり誕生日のお祝いをしたりするうちに、誰にも言えず悩んでいたことを素直に話すようになりました。
そして、自分に関することや友達関係、将来への不安などを誰よりも共感し合い、本気で向き合ってくれました。このように他人の些細な悩みに本気で向き合ってくれる人は、普通に生きていてもなかなか出逢えません。
与えてくれた影響-新しい趣味を教えてもらい、世界が広がった!
なーちゃんが私に与えてくれた影響は沢山ありますが、私の全ての出逢い全体をみてもかなり大きな影響をもらったと感じているのが、新しい趣味をくれたことです。
ある日、羽生結弦さんが防弾少年団の”Dynamite”を踊っていたことがきっかけで私も少し興味を持ったのですが、なんと、なーちゃんは防弾少年団のファンだったのです。そこで、おすすめの動画を教えてもらい、防弾少年団を知っていくうちにずぼずぼとハマっていきました。
防弾少年団に出逢えたことはもちろん、私の偏見を変えてくれたことにもとても感謝しています。今までは、”k-popなんてみんな流行りにのっているだけだ”と、本当に根拠の欠片もなくそんなことを思っていました。たしかに羽生さんが防弾少年団を知るきっかけにはなりましたが、私の身近に教えてくれる人がいなければここまできちんと知ることはできなかったと思います。
羽生さんだけでなく、新しく心の支えになる人達が増えたことにとても感謝しています。
なーちゃんは、私にとって頼りになるやさしいお姉ちゃんという感じで、沢山いろいろなことを経験して学んでいる姿を見てきているので、私もそんな素敵な人になりたいなと憧れの存在になっています。今では、オタク友達というより、前からずっと仲の良い心の友達みたいな感覚です。
事例3-推しのイベントで出会ったこっちゃん
こっちゃんとの出逢いは、Stray Kidsのイベント会場で列に並んでいたとき、偶然前後で並んでいたことがきっかけでした。私が目の前にいたこっちゃんに話しかけ、意気投合した後別れ際にツイッターを交換しました。
会って話したときは、そこまで親密になる関係ではなかったのですが、DMで話すうちに素の姿を知るようになりました。
こっちゃんとは、常に連絡を取り合うのではなく、たまに話すくらいでした。ある日、「こっちゃんと最近話していないな」と思い、最近どうしているのか気になってこっちゃんのツイートを見てみました。
するとそこには、”飛行機もホテルもチケットも全部用意していたのに仕事で急遽ライブに行けなくなった”という内容が書かれていました。私はあまりにもショックで胸が痛くなり、すぐさまこっちゃんに連絡しました。こっちゃんは精神的にとても疲れている状態だったらしく、私の言葉を見て救われたと言ってくれました。
それ以来、お互い沢山頼るようになりました。
与えてくれた影響-時間の大切さを教えてくれた
私はこっちゃんのおかげで、日常生活において時間の大切さをとても感じるようになりました。
私は今、大学1年生でまだ時間に余裕があり、沢山遊べて好きなことに時間を使うことができます。それが当たり前になりかけていたときに、こっちゃんが現れました。
こっちゃんは毎日時間に追われ、直前に出張が決まったり、そもそも好きなことに時間を費やしたりすることができません。もちろん、忙しさは人それぞれなのでこっちゃんの境遇を知っているから私もライブに行くのを自粛しなければ、というわけではありません。
しかし、ライブに行ったり好きなことに集中したりする時間があるということが決して当たり前ではないことを常に念頭に置いておきたいと思います。
こっちゃんのおかげで、日々の生活に意味を持たせることができるよう行動できている気がします。
SNSにおける人間関係にはいろんな出会い方がある
私が実際に経験した話を紹介しましたが、すべて出逢い方が違うことに気づきましたでしょうか。
SNS上では顔が分からないまま仲良くなることが多いですが、こっちゃんのように初対面で仲良くなった人とSNSで繋がり、SNS上のコミュニケーションを通じて仲良くなる方法もあります。わたしは全て意図的に出逢ったわけではないので、みなさんがこれからSNSでどのように交友関係をつくるのか想像できませんが、必ず良い出逢いが待っていると思います。
同じ趣味の人と出会える一方で、気が合わなければ距離も置きやすい
また、趣味・思考を持った人同士であれば、たいていは話がはずみます。一緒にいて楽しいし、現実で初対面の人と仲良くならなければというプレッシャーもありません。
その人ともっと仲良くなりたいと思ったら自分から話しかけるのも良いし、逆に離れたくなったらただ距離を置けばよいのです。SNSにはそういったメリットもあります。
年齢や職業に関係なく出会えるから、お互いの力になれる
私がSNS上で友達ができて心からよかったと思うことは、年齢や住んでいる場所、境遇に壁がないことです。
私たちは年齢も職業も違いますが、だからこそお互いの力になることがあります。自分がこれから経験することを相手がすでに経験していれば、そのことについて聞いて吸収することも、共感しあうこともできます。普通に生活していたら絶対に出逢うことがなかっただろう人と関わることができる点も大きなメリットです。
SNSで交友関係をつくる方法
最適な方法は、好きな人物やものだけを発信・収集するアカウントを作ることです。そうすることで、似た考えや価値観を持つ人が必ず現れます。
次に、自分から話しかけたりストーリーに反応したりして、相手とコミュニケーションをとります。話してみると、相手の雰囲気や言葉遣いから自分と気が合うかどうかが見えてくるはずです。ここで違和感を感じたら、距離をおいてもかまいません。会話をしていれば、自然と打ち解けてくるので、あまり考えすぎないようにしましょう。
二つ目の方法は、ライブ会場やイベント会場で話しかけて仲良くなった人とSNS交換することです。根本的に最初の出逢いがSNSではないのでこれは話の趣旨と少し違ってくるかもしれませんが、実際に顔を知っている人なので安全です。また、交換したあとにメッセージを送って会話をすることでさらに良好な関係が築けるかもしれません。
おわりに
SNSにおける人間関係についてお話ししましたが、どうでしたか?
後半はSNSで交友関係をつくる方法を紹介してみましたが、実際私はここまでのことを考えずいつの間にか親しい関係になっていたので、皆さんもここは参考程度に、ご自身が好きなようにSNSを利用していただくのが最も良いかと思います。
ただ、SNSには皆さんもご存じの通り、みんな良い人たちという世界ではありません。悪意を持った人もいます。そのため、SNSで誰かと関わるときは、個人情報を簡単に教えないようにしましょう。このことを念頭に置いていただければ、安全に楽しく活用することができると思います。
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