あなたも経験してるかも!?身近な差別『マイクロアグレッション』の実態とは?
こんにちは、ハルです!
今回は、タイトルにある『マイクロアグレッション』という、私やあなたの"身近にある差別"について解説します。
マイクロアグレッションは、私たちが日常で経験している可能性が高い、差別の一種です。その実態についての解説や、私が実際に経験したお話しを下記でご紹介します。
この記事を最後まで読むことで、今まであなたが知らなかった、差別に関する新しい情報が得られるかもしれません。
それでは、ぜひ最後までご覧ください。
目次
マイクロアグレッションってなに?
マイクロアグレッションとは、一体どのようなものなのでしょうか?
まずは、意味をわかりやすく解説します。
マイクロアグレッションとは、「マイクロ(小さな)」と「アグレッション(他者への攻撃)」の2つの意味が合わさった言葉で、身近にある些細な差別的言動を指します。
私たちが日常で人と関わるとき、相手に差別的な言動をとったつもりはないのに、相手の心を傷つけていたというケースが多いです。
通常の差別と違って、マイクロアグレッションは“明確な差別意識”や“悪気”がないので、本人が「差別をしている」という自覚を持ちにくいのです。そして、本人に自覚がないので、同じような言動を何度も続けてしまいます。
このように、相手に対して無自覚に差別的言動をとっているという点が、マイクロアグレッションの怖い特徴と言えます。
マイクロアグレッションの具体例は?
マイクロアグレッションの具体例はどんなものがあるのか、気になりますよね?
ここからは、いくつかの例をご紹介します。
人種・国の例
①「日本語すごく上手ですね。」(外国人に対して)
②「ブラジル人だから、サッカー得意でしょ?」
③「日本人って大人しいよね。」
性別の例
①お店で頼んだ生ビールが、男性客の前に置かれる。(「男性客が頼んだ」という思い込み)
②「女の子っておしゃれとかスイーツが好きだよね。」
③男性に「彼女は?」、女性に「彼氏は?」と聞く。(異性愛の決めつけ)
その他の身近な例
①目が不自由な人や高齢者に、大きい声で話す。
②「人間は見た目より中身が大事だから。」
③「ご飯の量、それだけで足りるの?」(大柄な人に対して)
上記のように、自分の思い込みや偏見に基づいた言動が、マイクロアグレッションに当てはまります。
些細なことに感じると思いますが、このような言動で相手を不快にさせたり、傷つけたりしている場合があるのです。
私が経験したマイクロアグレッションは?
実際に私も、マイクロアグレッションを経験したことがあります。
学校のクラスやバイト先で、
「ハルってクールな人(怖い人)だと思ってた。」
「背高いね。バスケやってるでしょ?」
「頭良さそうだね。」
などのように、相手から勝手に決めつけられたことがありました。(上記の発言は最低でも5回は言われました)
心にモヤモヤが少し残りましたが、「私が気にしすぎているだけかも」と思い、聞き流していました。相手に悪気はないのに注意をすると、その場の空気が悪くなりそうな気がして、注意したり咎めたりすることができなかったです。
ですが、マイクロアグレッションの存在を知った今は、
「今後何か言われて不快に感じたときは、ちゃんと注意しよう。」
「自分が他の人に対して発言するときは、差別に当てはまっていないかよく考えてから言おう。」
と、心に決めました。
最後に
あなたは、マイクロアグレッションを経験したことがありますか?
とても身近な差別なので、今まで全く気がつかなかった人や、「あの発言って差別だったんだ」と初めて知った人がたくさんいると思います。
ですが、この記事をきっかけに、普段の生活で「マイクロアグレッションに気をつけよう」と意識していただけると嬉しいです。
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。
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