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いじめの相談ができない場合は、どうすればいいの?

あなたは今、いじめの相談ができなくて辛い思いをしていませんか?

精神的に追い詰められている今の状況を、誰にも相談できないのはすごく苦しいですよね。

前回の記事で「いじめは信頼できる先生に相談しよう」というお話しをしましたが、いじめられている学生の全員に『信頼できる先生』がいるとは限りません。

ということで今回は、いじめの相談相手がいなくて悩んでいる学生たちに、いくつかアドバイスをしたいと思います。

この記事を読むことで、あなたの生活に新しい道が開けるかもしれません。

ぜひ、最後までご覧ください。

前回の記事はこちら

信頼できる先生がいない場合の相談は?

前回の記事でお話しした私のいじめの実体験は、信頼できる先生がいたからこそ相談や改善ができました。

では、信頼できる先生がいない場合のいじめ相談はどうすればいいのか。

私の意見としては、その場合は安易に相談しない方がいいと考えています。

理由は、相談後のいじめの状況が悪化するリスクが高いからです。

信頼できる先生の場合は、「この人ならちゃんと対応してくれるかも」と希望が持てるので相談しようと思えるのですが、それ以外の先生は相談後にどう対応してくれるのか、全くわかりません。

話を聞くだけで何もしてくれなかったり、間違った対応をしていじめを悪化させてしまったりなど、様々なパターンがあります。

ちゃんと対応してくれるのかわからない先生に相談するのは、とても危険です。

...ここまでお話しして、「誰にも相談できないなら、どうすればいいの?」と思う学生もたくさんいるでしょう。

そんな学生たちに、いくつかのアドバイスをご紹介します。

学校に行かなくてもいい

先生に相談できないあなたへ、私からのアドバイスがあります。

それは、『学校に行かなくてもいい』ということです。

この言葉を聞いて、不安や抵抗を感じる方もいるでしょう。「不登校になるなんて考えられない」「いじめっ子に負けた感じがして嫌だ」など、様々な思いがあると思います。

しかし私は、精神的に辛い思いをしてまで学校に通う必要はないと考えています。

不登校は「逃げ」や「負け」ではなく、あなた自身を助けるための『正しい選択』だと認識してほしいのです。

誰にも相談できない状況のまま学校に通い、毎日苦しい思いをし続けると、いつかあなたの心に限界がきてしまいます。限界に達してしまうと、うつ病になったり自殺しようとしたりなど、恐ろしい結果になる可能性もあります。

自分の心を壊すために学校に行っているようなものです。

今あなたがいじめで苦しんでいて、「もう耐えきれない」と思うなら、学校に行かないという選択をおすすめします。

不登校になっても人生は終わらない

あなたは「不登校になったら人生終わり」と思っていますか?

私が中学でいじめを経験したときは、そんな考えを持っていました。他のみんなはちゃんと学校に通っているのに、自分だけ外れた道へ行く感覚が怖くて仕方がなかったです。

ですが、それは大きな間違いだと気がつきました。

今の私だからこそ言えるもう一つのアドバイスは、『不登校になっても人生は終わらない』ということです。

不登校の最初は、苦しい学校環境から離れたことで安心できたり、不安が残っていたりなど、様々な心情があるでしょう。

ひとまず、悪い環境から抜け出せたおかげで、限界に近かったあなたの心にようやく休息時間が与えられます。そうすることで、少しずつ心に余裕が生まれます。

そして、ここからが重要なポイントです。

それは、不登校になった後に『好きなこと・やりたいことに挑戦する』ということです。

不登校になったおかげで自分の時間が増えた分、今まで学校ではできなかったことに時間が使えます。その中で、あなたの好きなこと・やりたいことに挑戦して、生きがいを見つけてほしいと思っています。

夢中になれることを見つけると、少しずつポジティブに物事を考えられるようになったり、自分に自信が持てるきっかけにもなります。

あなたの将来に良い影響が出る可能性も、十分にあります。

不登校になった自分を責めるのではなく、不登校になった状況をいかに楽しく有意義に過ごすか、前向きに捉えてほしいのです。

最後に

いじめを相談できないまま、毎日学校へ通うのはすごく辛いですよね。

精神が押し潰されそうな感覚を我慢し続けると、いつか心が限界に達して、最悪な状態になる可能性もあります。

だからこそ私は、『学校に行かなくてもいい』というアドバイスをしました。

このアドバイスを聞いて、ほとんどの学生はネガティブな印象を持つかもしれません。私に対して「無責任だ」と思う人もいるでしょう。

ですが私は、不登校について「こんな考え方もある」「新しい道が開ける可能性もある」ということを、あなたに伝えたかったのです。

いつか私のアドバイスが、あなたの役に立てれば幸いです。

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